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宝厳寺法華経序品の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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宝厳寺は長浜市早崎町地先、琵琶湖上の竹生島にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)平安時代中期以降の末法(まっぽう)思想の波及につれて、法華経の写経が盛行し、貴族文化を反映して装飾経を多くみることができる。この竹生島宝厳寺に伝来するそれも、装飾経であるが一般に「竹生島経」とよばれている。それはおなじ装飾経のなかでも紺紙や紫紙に書写されたものではなく、料紙に金銀泥で装飾されていることによる。本文は、金界線をひき、表題の「妙法蓮華経序品第一」ではじまり、1行17字、偈(げ)は20字を端麗な文字で書写。料紙には金銀泥でもって宝相華・瑞鳥・羊歯などの下絵を構図的に大きく描いているのが特徴的で、ほかの装飾経とことなるところである。この法華経は、著名な久能寺経とならんで両紙装飾経(十品経)とよばれ、数多くの装飾経のなかでも類例のない優品で国宝に指定されている。なお巻末には寛永の三筆の一人松花堂昭乗(1584~1639)が、寛永4年(1627)に跋文を記している。これによると、この法華経の筆者は能筆家で知られた源俊房の書であることがわかる。(木村至宏)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.671, 参考資料: 2 近江文化財全集 下巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-2, 参考資料: 3 国宝大事典 3 書跡・典籍 講談社 1986年 R-7091-3,

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