財団法人国分聖徳太子会は大津市国分二丁目にあります。『大津の文化財』によりますと、概要は「半身裸形で合掌する聖徳太子二歳の姿をあらわす。玉眼(ぎょくがん)を含め頭部には補修もあるが、むっちりとした幼児らしい肉づけに魅力がある。像内には種子(しゅじ)や真言がびっしりと墨書されているが、それに交じって作者法眼宗円(ほうげんそうえん)の名や元享元年(一三二一)の造像年記も認められる。鎌倉時代以降、とみに隆盛をみた聖徳太子信仰の実態をさぐるうえにおいても、重要な資料となろう。」とあります。また同資料によりますと、像高54.6cm。滋賀県指定文化財(昭和41年4月7日指定)です。カラー写真あり。
参考資料: 1 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98 p.227,
参考資料:
2 近江文化財全集 上巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-1,
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