安養寺は大津市逢坂一丁目にあります。『大津の文化財』によりますと、概要は「安養寺観音堂に伝来した半丈六の阿弥陀如来坐像。小さな粒状の羅髪(らほつ)、碗を伏せた形の肉髻(にっけい)、抑揚を抑えた肉取り、整理された衣文(えもん)線などから、いずれも平安時代後期の作であることを物語る。当寺は浄土真宗本願寺派に属し、本像は客仏として伝えられた。その来歴は不明だが、いずれ近在地にあった天台系の寺院の遺品であろう。」とあります。また同資料によりますと、像高134.1cm。重要文化財(明治38年4月4日指定)です。カラー写真あり。
参考資料: 1 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98 p.220,
参考資料:
2 仏像レファレンス事典 日外アソシエーツ株式会社∥編 日外アソシエーツ 2009年 R-7180-ニ,
参考資料:
3 近江文化財全集 上巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-1,
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