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永源寺絹本著色(けんぽんちゃくしょく)地蔵十王図の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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永源寺は東近江市永源寺高野町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「十王は冥界にあって死者の罪業の軽重を裁断する10人の王であり、地蔵は六道の衆生を救う菩薩であるが、鎌倉時代になると、地蔵十王がセットでえがかれ、信仰されるようになった。永源寺本地蔵十王図はあまり大きくない11幅からなる。いくつかの幅のに「慶元府車槁石板巷陸信忠筆」の署名がある。地蔵からはじまり、秦広王、初江王、宋帝王、五官王、閻羅王、変成王、太山王、平等王、都市王、五道転輪王の十王がえがかれている。素地は粗く、彩色はあざやかであり、王は道服を着し、冠をいただき、目は大きく見開いて怒りをあらわしている。王の背後にえがかれた水墨山水も元時代の特色をしめす。筆者の明らかな渡来画として貴重である。各53.5×37.0cm。重要文化財。(石丸正運)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.69, 参考資料: 2 近江文化財全集 下巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-2,

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