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永源寺紙本(しほん)墨書寂室和尚墨蹟・消息・遺誡(ゆいかい)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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永源寺は東近江市永源寺高野町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)寂室は、永源寺を開創して7年後の1367年(貞治6)9月1日、78歳で永源寺で入寂している。これに先だって諸弟子にたいして「遺誡」と「遺偈」をしたためたのである。とくに「老拙、如今世縁将(まさ)に尽きなんとす、因って諸の法属等に顧命す」にはじまる「遺誡」(重要文化財)は、寂室の思想をもりこんでいる。それには山間に閑居し修行すること、佐々木氏頼から寄進された地を返還せよ、建物は土地の者にあたえて各自離散せよなど禅のあゆむべき基本的理念を披瀝し、寂室の人となりを知る貴重な遺誡である。この墨蹟は、鎌倉末期から南北朝時代にかけての墨蹟界を代表するすぐれた書体である。(木村至宏)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.69, 参考資料: 2 近江文化財全集 下巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-2,

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