金剛輪寺は愛荘町松尾にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)鋳銅製で、鐘身は肩からなだらかな曲線でゆるやかにひろがり、胴はやや張っているが撞座(つきざ)の位置から垂直にさがっている。竜頭(りゅうず)は笠形を?む双龍が中央で火焔宝珠(かえんほうじゅ)をいただく姿をあらわす。上下帯(じょうかたい)とも素文。乳(ち)の間(ま)四区には、4段6列に配された乳(ち)がキノコ形につくられている。撞座は八葉複弁の連華文(れんげもん)をかたどる。池の間の一区に「乾元二年四月十五日」(1303年)の日付と、作者「大工河内国丹南郡黒山郷河内助安」などを記した10行にわたる刻銘をのこす。県指定文化財。(桑山俊道)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.306,
参考資料:
2 近江文化財全集 下巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-2,
↧