円満院は大津市園城寺町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)1647年(正保4)に円満院の宸殿が移建したころにつくられたと推定される。宸殿の南側につくられたこの庭は、東西に細長く池をつくり、そのうしろの山麓に手を入れて築山(つきやま)としている。池には二つの中島をおき、その東側の島に石橋を架け、築山の前および池の周りには多くの石が組まれている。ツツジ・サツキの丸刈込物をその近くに植え景とする。山麓にはマツ・ヒノキなどの巨樹が背景となって、庭をいっそう優美に見せている。(中略)国指定名勝・史跡。(毛利道大)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.77,
参考資料:
2 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98,
参考資料:
3 近江文化財全集 上巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-1,
参考資料:
4 湖国百選 庭 滋賀総合研究所∥編集 滋賀県 1992年 S-6200- 92,
↧