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西教寺後土御門天皇宸翰真盛上人号の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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西教寺は大津市坂本五丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「西教寺中興の祖であり、天台真盛宗開祖真盛(しんせい)(1443~95)の著名な自戒の法語と名号をしるした宸翰である。比叡山で長年修学した真盛は、1485年(文明17)はじめて山をくだり、その年の暮れにはじめて宮中で講義をした。その時に後土御門天皇第1皇子勝仁親王(のちの後柏原天皇)、伏見宮など多くの公卿たちが聴聞したことが『御湯上日記』に記されています。これを契機にそれ以後幾度も宮中進講したことが日記類にみえている。なかでもこの黒衣の僧真盛に帰依したのが後土御門天皇であった。紙本墨書の宸翰には、真盛の基本理念というべき偈と号が書かれている。(中略)第1皇子が、清楚な書体で偈を書き、その下には後土御門天皇が「真盛上人」の号を大書し、その右側に花押をいれている。宸翰としてあまり他に例を見ない。なお、宸翰にみえる1492年(明応元)の12月17日には、真盛が宮中にあがり天皇と対面しているので、おそらくそのあとまもなく書かれたのであろう。重要文化財。(木村至宏)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.310,

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