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西教寺紙本著色扇面(しほんちゃくしょくせんめん)古写経の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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西教寺は大津市坂本五丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)経典を荘厳にすることにより、大きな功徳(くどく)がえられるという考えにもとづいて、多くの装飾経(そうしょくきょう)がつくられたが、そのピークが扇面写経(せんめんしゃきょう)である。華麗な扇面の料紙(りょうし)に法華経を書写した扇面写経は、現存分として、四天王寺本と東京国立博物館本とに大別され、その他諸家に数葉分蔵されている。この図は、四天王寺本と一連のもので、現在掛幅装となっているが、扇面の中央には粘葉綴(でつちょうつづり)の折り目がみられる。扇面の下絵には、泉殿の簀子(すのこ)の辺りに冠をつけた2人の男が高坏(たかつき)をはさんで対座し、うちとけた風情で物語りする様をえがき、その上に空界をひいて、法華経方便品(ほうべんぽん)の部分を書写する。下絵は華麗優雅な大和絵で、いわゆる引目(ひきめ)、鉤鼻(かぎはな)の描法は平安時代後期の特色をよくしめしている。重要文化財。(上野良信)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.310-311, 参考資料: 2 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98, 参考資料: 3 近江文化財全集 上巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-1,

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