西教寺は大津市坂本五丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「桁行(けたゆき)7間、梁間(はりま)6間、屋根一重、入母屋(いりもや)造、本瓦葺(ほんかわらぶき)。正面に3間の向拝(こうはい)を付け、背面に3間に3間の位牌堂を付ける。内部は、正面2間を外陣(げじん)、その奥を中・内陣とする。内陣中央、本尊の木造阿弥陀如来坐像の安置される須弥(しゅみ)壇は欅(けやき)造の豪華なものとし、正面の大きな欄間(らんま)も欅の丸彫りで羅漢(らかん)や雲竜など精巧な彫刻となる。(中略)棟札から1739年(元文4)に上梁(じょうりょう)と判明した。大津市指定有形文化財。(西川丈雄)」とあります。なお、文中の「背面に3間に3間の位牌堂」は「背面に3間の位牌堂」の誤植と思われます。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.311,
参考資料:
2 滋賀県文化財目録 平成15年度版 滋賀県教育委員会文化財保護課∥編集 滋賀県教育委員会 2004年 SB-7000-03,
参考資料:
3 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98,
参考資料:
4 近江文化財全集 上巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-1,
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