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西明寺鍍金(ときん)孔雀文説相筥(せつそうばこ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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西明寺は甲良町池寺にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「長方形の木製箱で、外側に薄い金銅板をはりあわせ、さらに腰に細長い金銅板の回り縁をつけて、身と台とに分けている。身は四隅と中の束に唐花透しの金物を打ち、束と束とのあいだには、打ち出した1対の金剛鳳凰を長側面に3組、短側面に2組ずつ向い合わせに配している。台の部分には、格狭間(ごうはざま)を鳳凰文の下に透し彫りでほどこして、金銅覆輪をかける。内面は錦や綾の裂(きれ)、または和紙をはってあったと思われるが、いまは何も残存していない。説相箱は居箱(すえばこ)・接僧箱ともいい、また香箱・香炉箱ともよばれるものも居箱と同義のものとしてもちいることがある。居箱は法会のとき、左脇机、香炉箱は右脇机におくことを法とし、居箱に表伝・次第を、香炉箱には如意・柄香炉・名香などをおさめた。県指定文化財。(稲田和彦)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.313,

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