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西明寺錦幡(にしきばん)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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西明寺は甲良町池寺にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「幡は一般的には、仏堂内に天蓋や幢とともに仏・菩薩などの荘厳にもちいる旗の一種である。その形状は、三角形の首部の下に細長い幡身をつけ、その下から数本の瓔珞(ようらく)をたらしたものをさす。西明寺の幡は、全国的にも遺例の少ない華麗な錦製である。それは上部の三角形の頭部に吊り金具をつけ、幡身部を方形にちかく3区に分け、1区の真中に磬(けい)の撞座(つきざ)のような蓮華文とその四隅に四つの蝶文を精巧に紋緯してあざやかな文様をうきたたせている。しかも3区ともおなじ蓮華文と蝶文をおりだしながら、それぞれ紋緯の仕方を異にし、変化をもたせているのが注目される。また錦幡とともに芯(しん)紙墨書3枚が保存されており、その1枚に1435年(永享7)の記がみえ、その制作年代をあきらかにしている。なお錦幡の法量は身長71cm、幅29.3cm。重要文化財。(木村至宏)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.313,

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