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石部神社厨子入木造薬師如来坐像の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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石部神社は近江八幡市安土町下豊浦にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「蒲生郡安土町下豊浦に所在する石部神社の本地仏とつたえ、現在は京都国立博物館に寄託されている。像高30.3cm。周縁部に宝相華を浮彫りした光背を背負い、八角形の裳懸(もかけ)座にすわる通形の薬師如来坐像。光背と像および懸裳をカヤ材からつくるが、本体は1材で丸彫りしている。いずれも素地のままで仕上げ、衣と懸裳には斜格子や七宝つなぎ、菱形散らしを切金や切箔であらわしているが、それらは正面にだけ見えるもので、背面では省略されている。碗をふせたような肉髻(につけい)、丸顔でなで肩の表現、浅く彫り出された衣文線など平安後期の特色をよくみせているが、本地仏だけに目鼻の彫出はするどい。12世紀初ころの制作と考えられる。重要文化財。(高梨純次)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.32, 参考資料: 2 仏像レファレンス事典 日外アソシエーツ株式会社∥編 日外アソシエーツ 2009年 R-7180-ニ,

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