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(大原)観音寺木造伝教大師坐像の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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観音寺は米原市朝日にあり、通称大原観音寺といわれています。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伝教大師の彫像は、根本中堂に810年(弘仁元)に勧進されて造像されたものがあったことが『山門堂舎記』にみえるが、現存遺品中、最古のものが本像である。像高66.1cm。頭巾(ずきん)をかぶり、法衣の上に袈裟(けさ)と横被(おうひ)をつけ、禅定三昧の姿をあらわす。この姿は、天台大師の画像にちかい。本像は、ヒノキの一木から両前膊半ばまでをふくめて彫成し、内刳して後頭部および背面に蓋板をあてる。これに膝部一材をよせる。像内腹部に、1224年(貞応3)に「大仏師長尾寺住大乗」がつくりはじめたという墨書銘があり貴重である。この長尾寺とは、伊吹四大寺の一つ、長尾山護国寺のこととおもわれる。重要文化財。(後略)(井上一稔)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.185-186,

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