旧秀隣寺庭園は高島市朽木岩瀬にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「1528年(享禄元)三好の乱によって、時の将軍足利義晴が細川高国をともない、朽木朽木稙綱を頼って朽木(中略)に数年間滞在している。そのときいとなまれた居館の庭園である。秀隣寺というのは、義晴居館のあとに1601年(慶長6)朽木宣綱が妻の周林院を弔うため館を寺にあらためたもの。寺はのち、他の地にうつされ、享保年間(1716~36)に朽木氏の菩提寺である興聖寺がうつされ現在に至っている。この庭は小椋栖山、安曇川一帯を借景として、西側の築山に石を利用した滝をもうけ、屈曲した汀線をもつ池をつくる。池には二つの中島をおき、自然石の石橋を対岸の出島に架ける。(中略)国指定名勝。(後略)(毛利道大)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.201,
参考資料:
2 近江文化財全集 下巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-2,
参考資料:
3 滋賀県文化財目録 平成15年度版 滋賀県教育委員会文化財保護課∥編集 滋賀県教育委員会 2004年 SB-7000-03,
参考資料:
4 湖国百選 庭 滋賀総合研究所∥編集 滋賀県 1992年 S-6200- 92,
参考資料:
5 近江 中村昌生∥[ほか]著 小学館 1979年 S-6200- 79,
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