旧宮地家住宅は、もとは長浜市国友町にありましたが、現在は近江八幡市安土町の「近江風土記の丘」に移築保存されています。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「（前略）建物は琵琶湖の北部に多い入母屋造（いりもやづくり）の妻入形式で、余呉型民家とよばれている。１７５４年（宝暦４）にたてられたもので間口（妻側）が４間、奥行を６間にした中型規模の農家。内部は入口より土間、土座（にうじ）、上げ間に区分し、さらに上げ間は「ざしき」と「ねま」に等分される。「ざしき」には「とこ、ぶつだん」の下屋がとりつく。建築年代があきらかで余呉型民家の分布を知る上では重要な位置をしめる。重要文化財。（鈴木順治）」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.202,
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