玄宮楽々園庭園は彦根市金亀町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「玄宮園と楽々園からなり、もとは一つの庭である。(中略)1677年(延宝5)当時の藩主井伊直興(なおおき)が、家来の香取(かとり)氏に命じてつくらせ1679年(延宝7)に完成していることが、記録にのこされている。玄宮園は、宏大な池の庭で、元島、新島などの四つの中島をつくり、東部から北部にかけて築山をきずき園路をめぐらしている。瀬田唐橋を思わせる木橋を架け、池にのりだした八景亭といわれる建物が主景をなしている。まるで琵琶湖を縮小した感じの庭である。また、楽々園は、楽々亭とよばれる書院の前庭にきずかれた枯山水庭園で、南側を築山として滝と流れを表現した石組をつくり、石橋を架ける。前方に砂を敷きつめて大河としている。玄宮楽々園の名は中国の玄宗の離宮からつけられた県内唯一の大名庭園である。国指定名勝。(後略)(毛利道大)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.238,
参考資料:
2 滋賀県文化財目録 平成15年度版 滋賀県教育委員会文化財保護課∥編集 滋賀県教育委員会 2004年 SB-7000-03,
参考資料:
3 湖国百選 庭 滋賀総合研究所∥編集 滋賀県 1992年 S-6200- 92,
参考資料:
4 近江 中村昌生∥[ほか]著 小学館 1979年 S-6200- 79,
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