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見性庵大般若経の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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見性庵は甲賀市土山町鮎河にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)712年(和銅5)に長屋王(ながやおう)(684~729)が、707年(慶雲4)に崩じた文武天皇(在位697~707)の追善供養のため、発願(ほつがん)書写せしめた大般若経で、長屋王願経とよばれている。大般若経としては現在最古で、書写年から和銅経ともいわれる。常明寺(27帖)・太平寺(142帖)所蔵の大般若経と一具で、見性庵には43帖が分蔵されている。黄穀紙に罫をほどこさず、隋・唐風の書風で整然と書写されている。奈良写経のうちで罫をほどこさないのは、728年(神亀5)のおなじく長屋王の発願になる神亀経とこの経だけであり、長屋王願経の大きな特徴となっている。巻末には、文武天皇追善の旨を記した奥書を有するものもあり、成立事情を確実に知りうる貴重なものである。(中略)重要文化財。(後略)(土井通弘)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.243,

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