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近江神宮崇福寺塔心礎納置品の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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近江神宮は大津市神宮町にあります。崇福寺は大津市滋賀里甲にあった古代寺院です。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「1940年(昭和15)5月17日に崇福寺塔心礎から発見された舎利(しゃり)容器および荘厳(そうごん)具の一式は、その後、近江神宮の所蔵品として国宝に指定され、現在京都国立博物館に寄託されています。これらの遺物は大津京跡調査の一環として行われた崇福寺遺構の調査中に、三重塔跡の地中深くに据えられた塔心礎に納置されている。(中略)塔心礎は地下約1.2mにあり、直径約1.8m、短径約1.5mの不整形の自然石の表面に、径53cm、深さ10cmの柱請凹座をもうけており、その南側面の中央部に舎利奉納の小孔がうがたれていた。奉納孔は半円形で、その底部の長さ約21cm、高さ約18cmあり、同形の石で蓋されていた。孔内の奥行約27cm、周壁および蓋の裏はすべて朱をぬって金箔がおされていた。舎利容器は、長さ10.6cm、幅7.9cm、高さ7.6cm、格狭間(こうざま)のある台をつけ、かぶせ蓋をもつ金銅製外箱、長さ7.9cm、幅5.8cm、高さ3.9cm、同じくかぶせ蓋をもつ銀製中箱、長さ6.1cm、幅4.2cm、高さ3.3cm、内に金製透彫八稜の請花があり、かぶせ蓋をもつ金製内箱からなり、金製内箱の請花上に濃緑色の瑠璃壺があり、その高さ3cm、口径1.7cm、胴のふくらみ径3cm、金の蓋がかぶせられていた。壷内には舎利3粒があったとおもわれるが、これは発見の際に蓋がはずれていたので壺外で見出された。荘厳具としては、紫水晶2個、南京玉14個、無文銀銭12枚(指定は11枚)、金銅唐草文貼付鉄製円鏡1面、青銅鈴2個、刺玉3個、木片若干があった。(中略)国宝。(西田 弘)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 P.95, 参考資料: 2 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98, 参考資料: 3 国宝大事典 4 工芸・考古 講談社 1986年 R-7091-4,

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