小津神社は守山市杉江町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)小津神社本殿に安置される女神像で、髪を左右に分けて垂らし、唐服を身につけ、左膝を立ててすわる。両手はそれぞれ膝の上に置き、左手には宝珠形のものをもつ。下ぶくれの顔に、伏し目の両眼、大ぶりの鼻、分厚い唇を彫り出し、豊満さとともに気品のある顔だちをあらわしている。体部のがっしりとした肉付けや、膝部にみられる翻波(ほんぱ)風の衣文(えもん)、あるいは頭と体を通して主要部を檜の一木で彫成し、材の不足する両側面と両膝部に別材を矧(は)ぐ構造などから、平安時代中期、10世紀ころのの作と考えられる。(中略)重要文化財。(後略)(宮本忠雄)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.130,
参考資料:
2 近江文化財全集 上巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-1,
参考資料:
3 仏像レファレンス事典 日外アソシエーツ株式会社∥編 日外アソシエーツ 2009年 R-7180-ニ,
↧