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園城寺(三井寺)木造訶梨帝母倚像(かりていもいぞう)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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園城寺は大津市園城寺町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「護法善神堂に安置される。像高43.9cm。材はヒノキで、主体部は前後2材をよせてつくり、内刳(うちぐり)して玉眼を嵌入する寄木造の彩色像である。彩色は当初のものがよくのこり、切金による文様も華麗である。訶梨帝母は母子鬼神の異名をもつ女神で、幼児をとらえてくうという鬼女であったが、わが子をかくされたことに悲嘆し、改心して仏法の守護神となった。この像は左手の懐中に幼児をだき、右手に吉祥果(ざくろの実)をもって榻座(とうざ)に坐し、右足をふみさげている。慈愛にあふれた柔和な母の相にあらわされ、着衣の衣褶や袖のうねりなど宋風の加味された鎌倉時代(13世紀前半)の像であり、訶梨帝母像の代表的な作例といえよう。(中略)重要文化財。(佐々木進)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.139, 参考資料: 2 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98,

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