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園城寺(三井寺)木造新羅(しんら)明神坐像の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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園城寺は大津市園城寺町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「園城寺北院の中心仏堂である新羅善神堂の主尊で、護法神の主座をしめる明神である。この明神は円珍が入唐求法をおわって帰国の途中、船にあらわれて円珍のために仏法護持を約束し、円珍帰国後ふたたび姿をあらわして、仏法の道場としていまの園城寺の場所を指示したとつたえ、かたく社殿に封ぜられて拝観することをゆるさない神である。この説話がはじめてでてくるのは1062年(康平5)8月に藤原実範(さねのり)が記した『園城寺竜花会縁起(おんじょうじりゅうげええんぎ)』で、園城寺では延暦寺の赤山(せきざん)明神に対抗して神威がたかめられた。新羅明神像は根幹部を一木でほりだし、大きく内刳(うちぐ)りをほどこしている。像容は山形の冠をかぶり、袍(ほう)をつけ袴をはいて結跏趺坐(けっかふざ)し、その面相は眉のあいだに深い縦皺(しわ)をつくり、目は魚形の目尻の極度にさがった八字形の異様な形相で、あこひげは胸前にながくたれさがっている。彩色は造像どきのものをよくのこしていて、平安後期のわが国神像彫刻の白眉(はくび)とされるものである。国宝。(後略)(宇野茂樹)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.139, 参考資料: 2 仏像レファレンス事典 日外アソシエーツ株式会社∥編 日外アソシエーツ 2009年 R-7180-ニ, 参考資料: 3 国宝大事典 2 彫刻 講談社 1985年 R-7091-2,

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