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延暦寺紙本(しほん)墨書山門再興文書の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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延暦寺は大津市坂本本町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「比叡山延暦寺は、1571年(元亀2)の織田信長による山門焼き討ちによって山上の堂塔、山下の日吉社まですべて灰燼に帰したことは著名である。山門再興の動きが本格化したのは、信長の死後2年をへた1584年(天正12)になってからである。豊臣秀吉は、その年の5月1日に山門の有力僧であった正覚院豪盛(ごうせい)、徳雲軒(施薬院(せやくいん))全宗あてに再興の判物(秀吉みずから花押をおした文書)を発した。秀吉は、その文書のなかで「山門の儀は他に異なり、王城の鬼門として天下の安全を守る霊地と云々。秀吉都鄙静謐(とひせいひつ)国家鎮護を思うに依て、旧廃を起さんと欲する者なり」と山門の再興の意思を表明している。(中略)徳川家康も同年の9月12日付をもって延暦寺あてに山門再興文書をだしている。その翌年の1585(天正13)3月11日付の正親町天皇の綸旨などもある。いずれも重要文化財。(木村至宏)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.79-80, 参考資料: 2 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98,

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