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延暦寺転法輪堂の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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延暦寺は大津市坂本本町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「西塔の中心をなす仏堂で釈迦如来を本尊とし、釈迦堂とも称する。1571年(元亀2)焼失後観音寺詮舜は諸堂の復興に努力し、秀吉の援助を得て園城寺金堂を移建したものである。この建物は園城寺では弥勒堂とも称し、1347年(貞和3)ころ足利尊氏の援助によって再建されたもので、延暦寺の現存建物中でもっとも古い。正面側面とも柱間の数7間(23.74m×22.72m)、奥行2間の外陣は床を板張りとし、その奥はすべて土間とした内陣で、天台宗本堂の基本的平面、園城寺当時の内陣の間仕切をとりはらった形になっている。移建後の屋根はとち葺(ぶき)であったが、1798年(寛政10)にはすでに瓦棒銅板葺になっていたらしく、1958年(昭和33)修理時にとち葺形銅板葺にあらため、妻飾(つまかざり)を虹梁大瓶束(こうりょうたいへいづか)に復したが、江戸時代に内外陣境両端間を桟唐戸(さんからど)にあらためた点および妻飾に禅宗様を採用している以外、すべて和様のおちついた仏堂である。重要文化財。(後略)(成瀬弘明)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.81, 参考資料: 2 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98,

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