延暦寺は大津市坂本本町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)この文殊楼は慈覚大師円仁が860年(貞観2)に造立を官に奏して、とくに詔して造料をたまわったことにはじまる。円仁が文殊楼造立をねがったのは、入唐中に文殊菩薩の聖地とする五台山を巡礼したことに由来している。楼の屋上には概要『山門堂舎記』によれば五台山文殊を摸した文殊五尊像が安置され、天台系諸寺院はこれよりのち文殊五尊像をまつることが盛行した。現在の文殊楼は信長の兵火ののち再建されたが、1668年(寛文8)火災で焼亡し、ただちに復興されたと推測されている建物である。(中略)大津市指定文化財。(宇野茂樹)」とあります
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.82,
参考資料:
2 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98,
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