『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「長浜市南呉服町蓮池に所在。祭神として豊国大明神ならびに加藤清正、木村長門守がまつられている。1600年(慶長5)8月18日に創建され、開町の城主豊臣秀吉の恩恵を感じ、秀吉薨後豊国大明神としてまつっていたが、1615年(元和元)大坂落城とともに豊臣氏はほろび、徳川氏の豊臣氏系列の詮索がきびしく、豊国神社をこわすことを命じたが、町民は策を構じて守りとおした。寛政(1789~1801)のはじめ町年寄吉川三左衛門、安藤九郎右衛門、下村藤左衛ヱ門などが八幡(やはた)俊蔵院の空社(あきやしろ)をうつし蛭子神を遷座して前立とし、吉川邸に奉祀していた秀吉の神像を奥殿に祭祀し蛭子祭りとして江戸時代をすごした。1898年(明治31)秀吉薨去三百年忌にあたり、社殿の造営をはじめ社容をととのえた。(中嶋喜平)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.670,
参考資料:
2 社寺要覧 三宅辨造∥編 滋賀県 1923年 S-1600- 23,
参考資料:
3 滋賀県神社誌 滋賀県神社庁∥編 滋賀県神社誌編纂委員会 1987年 S-1700- 87 p.87,
参考資料:
4 全国神社名鑑 下 三浦譲∥編 全国神社名鑑刊行会史学センタ- 1977年 RB-1703-ミ,
参考資料:
5 日本社寺大観 神社篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1759-フ,
参考資料:
6 神社名鑑 神社本庁調査部 神社本庁 1963年 R-1759-シ,
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