『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「蒲生郡蒲生町大字下麻生にある天台寺院で養老山と号する。本尊は観世音菩薩。山部赤人の草創といいつたえられているが詳細は不明。しかし当時の様子については、山部神社に中世文書がのこされており、それらは大半が赤人寺への田畑の寄進状であり、この寺が地域の観音信仰とふかくむすびついていることがわかる。また文書は麻生庄における条里を考えるうえでも貴重である。境内の石造七重塔は文保2年(1318)の刻銘があり重要文化財に指定されている。(森山宣昭)」とあります。なお、蒲生郡蒲生町大字下麻生は現在東近江市下麻生町になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.5,
参考資料:
2 全国寺院大鑑 下巻 全国寺院大鑑編纂委員会∥編集 法蔵館 1991年 R-1850-セ,
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