『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「野洲町久野部にある天台真盛宗の寺。1571年(元亀2)の兵乱後、天台宗長福寺と真盛派円光寺を合併したことから歓喜山長福院(かんぎさんちょうふくいん)円光寺と称されている。長福寺は790年(延暦9)伝教大師の草創とつたえ、本尊は聖観音。1257年(康元2)の棟札をもつ現在の本堂(重文)は同寺の本堂であった。円光寺は阿弥陀如来(重文)を本尊とし、同寺の諸仏は兵災をまぬかれ、現在につたわっている。境内の石層塔(重文)は本堂と同じ康元の銘文をもつ九重塔であるが、元来十三重塔であったという。(大谷安彦)」とあります。なお、野洲町久野部は現在野洲市久野部になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.75,
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2 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.95-96,
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3 図説近江古寺紀行 木村至宏∥著 河出書房新社 1995年 5-1800- 95,
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4 全国寺院大鑑 下巻 全国寺院大鑑編纂委員会∥編集 法蔵館 1991年 R-1850-セ,
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5 日本社寺大観 寺院篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1859-フ,
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6 日本名刹大事典 圭室文雄∥編 雄山閣出版 1992年 R-1859-タ,
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