『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「甲賀郡石部町東寺にある天台宗の寺院。山号は阿星山。松並木の参道を行くと、右手に石造多宝塔があり、その規模は日本最大。前方に低く平らな本堂(国宝)がある。(中略)本堂の内部構造は古い名残をとどめ、古建築史上重要な堂である。また最近たてられた収蔵庫に阿弥陀如来坐像(重要文化財)の大仏がまつられている。(中略)その前に、小建築ながら天文19年(1550)の墨書のある弁天堂(重要文化財)が池のなかにたっている。本堂にむかって左後方にかつて三重塔があり、西寺とおなじ伽藍配置であったという。この三重塔は織田信長によって安土山中腹の摠見寺にうつされた。長寿寺の隣の白山神社は同寺の鎮守社。拝殿(重要文化財)や板絵三十六歌仙(県指定文化財)もある。(後略)(池内順一郎)」とあります。なお、甲賀郡石部町東寺は現在湖南市東寺になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.493,
参考資料:
2 近江・若狭 小学館 1991年 S-1800- 91,
参考資料:
3 近江路の古寺を歩く 大石真人∥著 山と渓谷社 1997年 S-1800- 97,
参考資料:
4 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.323-324,
参考資料:
5 図説近江古寺紀行 木村至宏∥著 河出書房新社 1995年 5-1800- 95,
参考資料:
6 日本名刹大事典 圭室文雄∥編 雄山閣出版 1992年 R-1859-タ,
↧