『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「東浅井郡湖北町尾上(おのえ)に所在。祭神事代主命(ことしろぬしのみこと)。式内社。旧称三島大明神。尾上村は古くは小江村と称していたので、小江神社の所在地とみるのが至当であろう。また式内社については、1872年(明治5)8月の教部省の通達、「尾上村小江神社ヲ以テ式内ト可相定候事」によったものである。これは近くの東尾上村、尾上村、海老江(えびえ)村にそれぞれ小江神社を称する社があって、式内社の争いがあったことによるもので、東尾上村は津里(つのさと)村の枝郷であるから小江神社を称することは不自然、海老江村は古くは現在地の西、小江浜にあって小江村とも、松(まつ)ヶ枝(え)村ともいったというが、これを証する資料を欠いているので、尾上の小江神社に上記通達があったのであろう。(早崎観縁)」とあります。なお、東浅井郡湖北町尾上は現在長浜市湖北町尾上になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.104,
参考資料:
2 式内社調査報告 12 式内社研究会∥編 皇学館大学出版部 1981年 S-1700- 81,
参考資料:
3 式内社の研究 第7巻 志賀剛∥著 雄山閣 1984年 S-1700- 84,
参考資料:
4 滋賀県神社誌 滋賀県神社庁∥編 滋賀県神社誌編纂委員会 1987年 S-1700- 87 p.512,
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