『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「神崎郡五個荘町大字金堂字大城に所在。祭神は高皇産霊神、菅原道真。もと大宮天神・天満宮とよばれたが詳細不明。しかし周囲は条里制の整備や山前庄(やままえのしょう)の開発による穀倉地帯、それだけに早魃(かんばつ)の問題は深刻であり、ために雷神となった天満天神を勧請したものであろう。また佐々木氏の居城より丑寅の方向にあるため守護神としても崇敬をうけた。1682年(天和2)同社に合祀されていた護法の神大梵天を七里村正燈寺の森にうつした。境内や御旅所に五輪塔が散在することから金堂(不動院)の跡地であったことが考えられる。(森山宣昭)」とあります。なお、神崎郡五個荘町大字金堂字大城は現在東近江市五個荘金堂町に、七里村も同市五個荘七里町になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.106,
参考資料:
2 滋賀県神社誌 滋賀県神社庁∥編 滋賀県神社誌編纂委員会 1987年 S-1700- 87 p.368,
参考資料:
3 神社由緒記 三宅辨造∥編 滋賀縣内務部教育課 1921年 5-1700- 21,
参考資料:
4 神社名鑑 神社本庁調査部 神社本庁 1963年 R-1759-シ,
参考資料:
5 全国神社名鑑 下 三浦譲∥編 全国神社名鑑刊行会史学センタ- 1977年 RB-1703-ミ,
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