『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「八日市市瓦屋寺町にある臨済宗妙心寺派の寺院で石崎山と号する。本尊は千手観音菩薩。『近江輿地志略』によると、聖徳太子の開基で四天王寺創建のさい、この地の土を採取して瓦をつくり一寺を建立、寺名はそれにちなむという。『東大寺三綱記』に891年(寛平3)東大寺の源仁僧都が再建とあり、さらに1645年(正保2)香山和尚の入寺により妙心寺派として再興された。後水尾天皇からの御下賜の品があり、また彦根藩の尊信もあつかった。木造千手観音立像(平安)は重要文化財に、おなじく四天王立像4?(平安)は市の文化財に指定されている。(森山宣昭)」とあります。なお、八日市市瓦屋寺町は現在東近江市建部瓦屋寺町になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.177,
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2 社寺要覧 三宅辨造∥編 滋賀県 1923年 S-1600- 23,
参考資料:
3 近江西国三十三所観音巡礼 近江西国観音霊場会∥編 冨永航平∥著 朱鷺書房 2001年 5-1800- 01,
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4 近江・若狭 小学館 1991年 S-1800- 91,
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5 湖国百選 社寺 滋賀総合研究所∥編集 滋賀県 1993年 S-1600- 93 p.49,
参考資料:
6 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.147-148,
参考資料:
7 全国寺院大鑑 下巻 全国寺院大鑑編纂委員会∥編集 法蔵館 1991年 R-1850-セ,
参考資料:
8 日本名刹大事典 圭室文雄∥編 雄山閣出版 1992年 R-1859-タ,
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