『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「八日市市今堀町に所在。祭神は大山咋命。延暦寺領である得珍保(とくちんぼ)の開発にともない日吉十禅師の神を勧請した。得珍保は上大森、大森、尻無、下二俣、柴原南、芝原、今堀、蛇溝、市辺、今崎、小今にまたがる蛇砂川流域で、院政期にはすでに水田開発がなされていたが、水量に限度があり、畑地も多かった。同社には946通にのぼる古文書がのこされており、得珍保の商業ならびに村落自治に関する史料が豊富であり神社を中心にした村の団結の様子がわかる。なおこの文書は『今堀日吉神社文書(もんじょ)』として県の文化財書跡に指定されている。(森山宣昭)」とあります。なお、八日市市今堀町は現在東近江市今堀町になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.55,
参考資料:
2 滋賀県神社誌 滋賀県神社庁∥編 滋賀県神社誌編纂委員会 1987年 S-1700- 87 p.169,
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