『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「東浅井郡びわ町川道に所在する真言宗豊山派の寺。山号来迎山。本尊は平安時代の木造千手観音立像で秘仏。33年ごとに盛大な開帳の仏事をもつ慣例が現在もまもられている。寺伝によると、この仏像は、川道の仏(ほとけ)ヶ淵(ふち)から漁師の網にかかってあげられ、この地の天台宗泰平寺の本尊であったもの。千手院は泰平寺12坊の一つでもと青竜寺と称していた。(中略)かつては足利尊氏の屁護をうけ、150石の寺領を有していた。(早崎観縁)」とあります。なお、東浅井郡びわ町川道は現在長浜市川道町になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.445,
参考資料:
2 近江・若狭 小学館 1991年 S-1800- 91,
参考資料:
3 日本社寺大観 寺院篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1859-フ,
参考資料:
4 日本名刹大事典 圭室文雄∥編 雄山閣出版 1992年 R-1859-タ,
参考資料:
5 全国寺院大鑑 下巻 全国寺院大鑑編纂委員会∥編集 法蔵館 1991年 R-1850-セ,
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