『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「長浜市元浜町にあり、宝生山勝安寺という。天台真盛宗で、大津市坂本西教寺の末寺である。1574年(天正2)木下秀吉が長浜に城をきずくにあたり、鬼門の守護として、小谷城の遺構であったとつたえられる建物を移築して本堂とした。本尊阿弥陀如来ならびに日光月光の三尊はもと播州書写山円教寺にあったもので、性空の作とつたえる。観音堂の十一面観音座像は運慶の作といわれ、重要文化財に指定されている。徳川時代はこの観音を前立としてひそかに秀吉をまつり、長浜開町の恩をしたったとのことである。表門はもと長浜城の城門を移築したものである。(中嶋喜平)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.487,
参考資料:
2 図説近江古寺紀行 木村至宏∥著 河出書房新社 1995年 5-1800- 95,
参考資料:
3 近江・若狭 小学館 1991年 S-1800- 91,
参考資料:
4 近江路の古寺を歩く 大石真人∥著 山と渓谷社 1997年 S-1800- 97,
参考資料:
5 全国寺院大鑑 下巻 全国寺院大鑑編纂委員会∥編集 法蔵館 1991年 R-1850-セ,
参考資料:
6 日本名刹大事典 圭室文雄∥編 雄山閣出版 1992年 R-1859-タ,
参考資料:
7 日本社寺大観 寺院篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1859-フ,
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