『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊香郡余呉町菅並(すがなみ)。古代から北陸につうじる街道丹生川の上流菅並集落より支流にそい、湖北の曹洞宗を代表する塩谷山洞寿院護国禅寺がある。開山は如仲天誾禅師。出生は信州上田城主海野氏で、越前簾尾竜沢寺、西浅井町祝山(ほりやま)の洞春庵をひらき、3年後の1406年(応永13)に洞寿院をひらいた。塩谷山号は、この地が中国五台山に似た景勝地で、谷水に塩分があり修業に便利であったとつたわっている。(中略)徳川秀忠より寺領30石をうけ維新までつづいた。多くの仏像、古文書を蔵している。(今井清右エ門)」とあります。なお、伊香郡余呉町菅並は現在長浜市余呉町菅並になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.512-513,
参考資料:
2 近江・若狭 小学館 1991年 S-1800- 91,
参考資料:
3 湖国百選 社寺 滋賀総合研究所∥編集 滋賀県 1993年 S-1600- 93 p.102,
参考資料:
4 日本社寺大観 寺院篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1859-フ,
参考資料:
5 日本名刹大事典 圭室文雄∥編 雄山閣出版 1992年 R-1859-タ,
参考資料:
6 全国寺院大鑑 下巻 全国寺院大鑑編纂委員会∥編集 法蔵館 1991年 R-1850-セ,
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