場所等は特定できなかった。
香川県立図書館様から、以下の情報を頂きました。
(1)うみがらす(オロロンチョウ)に関する次の蔵書を確認したが、
オロロン港、オロロン慕情などの歌謡曲に関する記事なし。
・おろろん 天売島の詩 寺沢孝毅/著 北海道新聞社 1993.6
p.3「海鳥の詩(オロロン島) 更科源蔵(詩集『無明』より)」
p.5「おろろん伝説」
p.6 天売島(てうりとう)の地図あり。「天売港」表示あり。
・オロロン鳥 北のペンギン物語 丸善ライブラリー 寺沢孝毅/著 丸善 1993.10
※オロロン港、オロロン慕情などの歌謡曲に関する記事なし。
・オロロンチョウの島 日本のえほん 松原巌樹/さく 小峰書店 1982.1
・はばたけ!オロロン鳥 “小さな地球”天売島のオロロン鳥保護作戦 わたしのノンフィクション 寺沢孝毅 文/写真 偕成社 1996
.6
・オロロンチョウの島 カラー自然シリーズ 寺沢孝毅/構成・文 偕成社 1989.8
・オロロンの島 天然記然物の動物たち 畑正憲/著 角川書店 1982.7
※p.111-179「オロロンの島1・2」
(2)関連情報
○リサーチ・ナビ
http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/
※次の情報あり。
・新人作詞家作曲家代表作品集 この詞・曲売り込みます!作詞家作曲家志望者必携 2007年度版
ろまん社 / ケイ・エム・ピー/2007.1
※演歌&歌謡曲【作詞の部】オロロン恋波止場 138
○音楽の森データベース
http://www.minc.gr.jp/index.html
※次のような情報あり
・オロロンの唄 矢吹健
・オロロンの伝説~おろろん伝説 南こうせつ
・オロロンの鳴く島 春日八郎
・オロロン慕情 小林旭
・オロロン迷い鳥 白河千恵美
・オロロン港 氷川きよし
・オロロン~海ガラス 唖キラ
・オロロン鴎 佐々木智明
・オロロン恋唄 坂下優子
・オロロン酒場 中条きよし
・オロロン小さな北の店 舟田淳子
・オロロン鳥の歌 丸藤由美
・オロロン舟唄 間慎太郎
・オロロン娘 西来路ひろみ
○関連情報
・オロロンとか、オロロン港、とはどんな意味でしょうか。教えてください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1126996586
神奈川大学様から、以下の情報を頂きました。
“オロロン”という響からアイヌ語に語源があるのではないか?
いくつか資料にあたってみました。
そのなかの一冊に以下の記述あり。
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本多貢『アイヌ語地名ファンブック』 東京 : 彩流社 , 2005.12
巻末付録3-カタカナ名の山名 カタカナ地名に平カナ名も-
238に以下の解説あり。
☆オロロン
(小樽から稚内までの日本海岸の観光ライン・ルート名)天売島に生息する
海カラスの方言オロロン鳥から。18市町村の中間地点にあたる留萌市長が
会長の日本海オロロンライン観光開発推進協議会が98年夏東京・有楽町街頭
で道外観光キャンペーンをした。
*
この説明からすると、具体的に何処ということもなく、
観光促進の一環で大体この辺り一帯をそう呼ぼうと考えたということでしょうか。
*
あと、アイヌ語の権威と思われる山田秀三氏の
山田秀三『アイヌ語地名の研究』東京 : 草風館 , 1995.7
山田秀三『北海道の地名 アイヌ語地名の研究別巻』 東京 : 草風館 , 2000.4
などにも記載がない。
とすると、もともとのアイヌの地名として存在したものではなくて、
最近になって作った?とも考えられるかもしれません
回答プロセス:最初にインターネットで調べたところ、歌の歌詞と北海道小樽から稚内まで道を、「オロロンライン」という道があったことがわかった。
寄与者:香川県立図書館
寄与者:神奈川大学
備考:何か情報などございましたら、ご教示ください。
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