Quantcast
Channel: レファレンス協同データベース
Viewing all articles
Browse latest Browse all 148274

大阪湾岸の埋立層の厚さがどのように分布しているのか、埋め立て前の海底深さから調べたい。 そのために大阪府内の大阪湾の海底地形図(埋め立て前で、海底深さとその等高線付)がのっている文献を探している。

$
0
0
1.大阪湾の埋立について まず、大阪湾の埋め立て時期について調査をいたしました。 いくつかの資料にあたりましたが、大阪湾は江戸時代から継続して埋立事業が行われてきているようです。 そのため、「関西国際空港ができる前」、「テクノポート大阪ができる前」といったように、いつの時点における地形図を探すかということを絞る必要もあるかと思います。 (大阪湾の埋立についての参考資料) ・『海底地盤-大阪湾を例として』P60-61(土質工学会関西支部 1995.1) ・「大阪湾岸の埋め立て」西川栄一(『埋め立て地獄の瀬戸内沿岸』p46-53 日本科学者会議瀬戸内委員会/編 1985) ・埋立人工島における構造物の変形挙動と対策-関西国際空港-」(大阪大学地盤工学領域作成) (http://www.civil.eng.osaka-u.ac.jp/soil/Tokushima_ppfile4.pdf) ⇒「大阪湾ベイエリアにおける埋立の変遷」が掲載されています。 2.中之島図書館所蔵の海底地形資料について 大阪湾の海底地形が記された資料を、新旧とりあわせて探しましたところ、以下の資料が見つかりました。 (1)『日本瀬戸内海大阪湾東部(1/50,000海底地形図)』(海上保安庁 1995.2) ⇒1995年発行のものですが、1mごとの等高線が書かれており、中之島図書館にあるなかでもっとも詳細な海底地形図です。 他の時期については、大阪湾についての資料の中に小さな図がある程度で、まとまった海底地形図は見つかりませんでした。 ただし、関西国際空港建設に先だっての調査のなかで作成された資料の中には、建設予定地付近(岸和田市から岬町にかけて)の大阪湾の海底地形図(昭和47~48年調査。1mごとの等高線あり、縮尺の記述なし)が記されているものがありました。大阪府全域ではないのですが、参考のため紹介します。 (2)『大阪湾南部海岸性状影響調査報告書 昭和51年度報告』P89-90 (第三港湾建設局関西国際空港調査室 1977.5) 3.他の機関における海底地形図の所蔵について 国立国会図書館の資料を検索したところ、以下2つの時期における1/50,000の海底地形図の所蔵が見つかりました。 (1)の資料は中之島図書館所蔵のものと同じもののようです。 (1)大阪湾東部 日本・瀬戸内海. 海上保安庁, 1995.2. 海底地形図 【国会図書館請求記号:YG4-Z-L-4149】 東京:地図室 (2)大阪湾東部 日本・瀬戸内海. 海上保安庁, 1976.5. 海底地形図 【国会図書館請求記号:YG4-Z-L-4148】 東京:地図室 4.その他相談窓口について 海上保安庁「海の相談室」 HPによると、「水温や海・潮流、潮汐、水深などの海洋の基礎的データ、海図や水路誌等の海洋情報部刊行物、国内外海洋関係機関の各種文献・図面等についての閲覧、情報源の紹介のほか、潮干狩り、ヨット・モーターボートなどのマリンレジャーに必要な情報の提供や海に関する様々な質問についてもお応えするなど多様なサービスを行っており、電話、手紙などによる利用も受け付けています。」とのことです。HPより問い合わせも行えるようです。 「海上保安庁海洋情報部 海の相談室」 住所:〒135-0064 東京都江東区青海2-5-18 電話:03-5500-7155 URL:http://www1.kaiho.mlit.go.jp/JODC/SODAN/annai.html

Viewing all articles
Browse latest Browse all 148274

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>