『浪華の魁』に掲載されていることから、明治15年前後の年代の人名録や名鑑の類を調査、
また、医師として開業していたとことから、大阪の医学に関する資料も調査した。
『船場の医者:大阪市東区医師会三十周年記念誌』(大阪市東区医師会三十周年記念誌刊行会編 1982)
「大坂府病院の創立」(p.118-120)の中に「匹田修庵」らが職員だったという記述があり。
ほかには履歴がわかる資料は見つからず。
『〔大阪市中近傍営業案内〕』(森弥三郎/編纂 鴻英社 1888)
諸先生人名の醫家の項目に「疋田修庵」で記述があり。
『大阪医師番付集成』 (思文閣出版 1985)
43浪華市街医道一覧 明治13年4月21日出板(1880) 役付
44大阪市中医業有名鑑 明治14年5月出版(1881) 東一
45改正浪華市街医家弌覧 明治18年7月30日出板 (1885) 西一
それぞれの項目に「疋田修庵」で記述があり。
参考資料:
『明治30年頃大阪商業案内』〔1964〕
『大阪営業案内 大阪商品仕入便覽復刻版』1975 (明治33年刊の複製)
『大阪商工分業便覧』 大阪商法会議所 明治23.5
『明治大正昭和大阪人名録 上』 日本図書センター 1989.10 (「日本紳士録」(交詢社 明治43年刊)の復刻)
『大阪医学風土記』 杏林温故会 1959
『大坂蘭学史話』思文閣出版 1979
『大阪商人その土性骨のうつりかわり』 中外書房 1968
『大阪人物誌 正続』石田文庫 1926-36
『大坂名医伝』思文閣出版 1983
『大阪人士商工名鑑 明治35年』 大阪人士商工銘鑑發行所1902
『大阪商工人名録 明治38年』 府立大阪商品陳列所 1905
『明治大正大阪市史』 1~8 日本評論社 1933-1935
『大阪現代人名辞書』 文明社 1913
『東区史 5巻人物篇』 大阪市東区役所 1939
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明治初期に東区南本町で医師として開業していた匹田修庵の履歴がわかる資料を探している。 開業していたことは医籍で確認済。また垣貫一右衛門『浪華の魁』(明治15年)にも「医業」の項目に掲載されている。
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