昔の船場の様子がわかる自伝、インタビュー記事などを紹介します。
・『言語生活 259号』言語生活編集部 筑摩書房 1973.4
船場のことば・大阪のことば(むかしのことば4) p88~95
※牧村史陽へのインタビュー記事
・『船場を語る-大正末期から昭和初期の中船場-』船場昭五会編 船場昭五会 1987.6
・『番茶しょうゆ-船場丁稚の語る四方山話』秋田収一著 ルミエ企画 1990
※大正6年 田村駒に奉公に出た人物の自伝。
・『大阪船場おかみの才覚-「ごりょんさん」の日記を読む』荒木康代著 平凡社 2011.12
・『きつねうどん口伝』宇佐美辰一著 三好広一郎・三好つや子聞き書き 筑摩書房 1991.11
※p155~168 第五章 船場の思い出 p169~194 第六章 出会い、そして今 など。
・『銘木浜日記』今木善助・伊勢戸佐一郎共著 東方出版 1989.3
※大正期の西横堀界隈の描写など。老舗材木店に婿養子に入った人物の自叙伝。
・雑誌『大阪人』の連載記事「大阪ことばを語りつぐ」
また、雑誌『大阪人』では、2001年1月から2008年2月まで83回にわたり、「大阪ことばを語りつぐ」という3~4頁のインタビュー記事が掲載されており、船場育ちの人々が多数取り上げられている。特に船場に根付いた人をとりあげた記事をいくつか例示する。
・『大阪人 第55巻第1号』2001.1
p80~83 船場のことばと暮らし(大阪ことばを語りつぐ1)
※宇佐美辰一さん(「松葉屋」二代目)
・『大阪人 第55巻第4号』2001.4
p82~85 住友、藤田の邸にお出入りの表具師(大阪ことばを語りつぐ4)
※井口藤兵衛さん(船場・平野町の表具師『井口古今堂』五代目)
・『大阪人 第55巻第5号』2001.5
p83~85 船場・今橋の旅館「紫雲楼」のひとり娘として(大阪ことばを語りつぐ5)
※本多幸子さん
・『大阪人 第55巻第6号』2001.6
p83~85 旦那衆も月給取りもモカ珈琲を一杯。船場のサロン「平岡珈琲店」(大阪ことばを語りつぐ6)
※小川浩さん
・『大阪人 第55巻第12号』2001.12
p82~84 謡曲は心得、趣味は写真~享保年間から続く老舗の旦那さんの暮らし(大阪ことばを語りつぐ11)
※渋谷利兵衛商店 渋谷真一さん
・『大阪人 第56巻第1号』2002.1
p84~87 祖父は正岡子規門人、大阪の芝居を支えた旧家の暮らし(大阪ことばを語りつぐ12)
※山田庄一さん
・『大阪人 第56巻第4号』2002.4
p81~83 道修町・薬種問屋の写真帖から―なかぼんの記憶に残る船場の暮らし(大阪ことばを語りつぐ15)
※粕屋章さん
・『大阪人 第57巻第2号』2003.2
p80~83 一度は離れた道修町とふたたび向き合う(大阪ことばを語りつぐ25)
※三島佑一さん
・『大阪人 第57巻第4号』2003.4
p80~83 こんな気楽な会はおませんわ-北船場育ち八十二歳の同窓会(大阪ことばを語りつぐ27)
※昭和2年愛珠幼稚園、昭和8年愛日小学校を卒業した人々の同窓会「愛愛会」
・『大阪人 第58巻第4号』2004.4
p80~83 日本の近代医学発祥の地、船場の医者の精神を受け継ぐ(大阪ことばを語りつぐ39)
※阿部源三郎さん
・『大阪人 第58巻第5号』2004.5
p80~83 平野町小町の姉のことやら観世水歩きのことやら(大阪ことばを語りつぐ40)
※小林くに子さん(履き物、傘、足袋を扱う東区平野町三丁目「ぜいたく屋」の三女)
・『大阪人 第58巻第7号』2004.7
p80~84
「えらいおんごくしてますな」「ごきんとさん」-船場的スタンダード、中船場の暮しと言葉(大阪ことばを語りつぐ42)
※和田慎三さん
・『大阪人 第58巻第8号』2004.8
p80~83 ナイフ、フォークの夕食や日曜ハイキング・・・道修町開業医の暮らし(大阪ことばを語りつぐ43)
※上小澤敏行さん
・『大阪人 第60巻第5号』2006.5
p78~81 猪飼九兵衛さんが遺したことば事典『方言と大阪』(大阪ことばを語りつぐ62)
・『大阪人 第60巻第9号』2006.9
p82~85 今橋の稲葉医院にみる船場のお医者はんスタイル(大阪ことばを語りつぐ66)
※稲葉俊雄さん
・『大阪人 第61巻第8号』2007.8
p82~85 「みすや針」四百年の歴史とともに、船場・平野町で育つ。(大阪ことばを語りつぐ77)
※三栖冨美子さん
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