大阪市内にある文学碑は江戸時代に活躍した俳人のものが多い。
『文学遺跡辞典 詩歌編』(竹下 数馬/編 東京堂出版,1978) p.525-526
加藤政一 「ふるさと大阪」『おおさか』7巻10号 1966年10月 p.27
には、大阪市内の24か所をあげ、その碑文・所在地・作者をしるしているが、そのうち、松尾芭蕉のものが14か所にも達している。
『句碑巡礼』(増田 広州/著 原晴堂,1959) p.1-28 <大阪府の項>
『日本文学の歴史 別巻 日本文学地図』(角川書店,1968)p.42
『古典文学名碑』(本山 桂川/著 弥生書房,1962.3) p.118 p.138
『写真・文学碑 : 忘れじの詩歌(現代教養文庫 297)』(本山 桂川/著 社会思想研究会出版部,1962) p.236-254 p.271-337 p.356-357
『大阪風土記 : 大正』 (大阪市教育部共同研究会/編 大正大阪風土記刊行会,1926.11) p.97
には、芭蕉の碑の所在地が出ており
『大阪市内における建碑』(川端 直正/編 大阪市役所行政局,1960)
にも、市内行政区ごとにまとめて、碑名、位置、建設年月日、建設者と若干の説明があるが、ここでも大阪で活躍した俳人のものが大部分を占めている。
このほか
『上方 : 郷土研究』 91号 1938年7月 p.52
『上方 : 郷土研究』116号 1940年8月p.34
『上方 : 郷土研究』 150号 1943年 p.2
にも、上方俳人の句碑が出ている。
なお
『関西文学散歩 (NHKブックス 12)』(岡部 伊都子/[ほか]著 日本放送出版協会,1964) p.196 p.248
には、織田作之助の文学碑が出ている。
↧