【資料1】『文芸年鑑 2012』(日本文藝家協会編 新潮社 2012)巻末p.185
「著作権問い合わせ先一覧」に「下田治美」の項があり、生没年月日として"1947・7・25~2011・9・5"とある。
なお同書には「訃報」のページがあるが、そちらには下田治美はなかった。
(インターネットの最終アクセス:2014年8月12日)
回答プロセス:「下田治美 - Wikipedia」
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E7%94%B0%E6%B2%BB%E7%BE%8E)
"1947年7月25日-2011年9月5日"とあり、出典は『文藝家協会ニュース』2011年12月号となっていたが、紙媒体での確認を希望されたので継続調査。
※2014年8月7日時点では出典は『文藝家協会ニュース』となっていたが、2014年8月9日に同ページに更新があった模様。
『現代物故者事典 2009~2011』(日外アソシエーツ株式会社編集 日外アソシエーツ 2012)に記載なし。
当館契約のオンラインデータベース「聞蔵」「日経テレコン」「G-Search」にて新聞記事等を「下田治美」で検索するがヒットなし。
国立国会図書館リサーチナビ
「著者の没年を調べるには | 調べ方案内 | 国立国会図書館」
(http://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-honbun-100009.php)から【資料1】を確認。掲載あり。
参考資料:【資料1】『文芸年鑑 2012』(日本文藝家協会編 新潮社 2012)(2102517744),
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作家の下田治美が数年前に亡くなったはずだが死亡した日が知りたい。(千葉県立西部図書館)
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第二次世界大戦時に日本が生存圏というものを設定し、それをもとに侵攻を行った。その「生存圏」の範囲を示した地図が見たい。 「生存圏」とは、日本が国として存続していくために最低限必要な領土の範囲を示したものだったと記憶している。(千葉県立西部図書館)
「生存圏」の範囲を示した地図は下記資料に掲載が見つかりました。
【資料1】『赤旗 縮刷版(CD-ROM) 2006年9月号』9月20日紙面
【資料2】『赤旗 縮刷版(CD-ROM) 2006年10月号』10月7日紙面
「生存圏」の範囲の記述については下記資料に見つかりました。
【資料3】『日本外交年表並主要文書 1840-1945 下』(外務省編 原書房 1978)p.450「日伊枢軸強化に関する件」
「皇國ノ大東亞新秩序建設ノ爲ノ生存圏ニ就テ」として、"獨伊トノ交渉ニ於テ皇國ノ大東亞新秩序建設ノ為ノ生存圏トシテ考慮スヘキ範圍ハ日滿支ヲ根幹トシ舊獨領委任統治諸島、佛領印度及同太平洋島嶼、秦國、英領馬來、英領ボルネオ、蘭領東印度、ビルマ、濠洲、新西蘭竝ニ印度等トス 但シ交渉上我方カ提示スル南洋地域ハビルマ以東蘭印ニューカレドニア以北トス尚印度ハ之ヲ一應「ソ」聯ノ生存圏内ニ置クヲ認ムルコトアルヘシ"とあります。
【資料4】『大東亜戦争全史 明治百年史叢書』(服部卓四郎著 原書房 1979)p.24「日独伊枢軸強化に関する四相会議」
「皇国の大東亜新秩序建設の為の生存圏に就て」として、"独伊との交渉に於て皇国の大東亜新秩序建設の為の生存圏として考慮すべき範囲は日満支を根幹とし旧独領委任統治諸島、仏領印度支那及同太平洋島嶼、秦国、英領馬来、英領ボルネオ、蘭領東印度、ビルマ並に印度とす但し交渉上我方が提示する南洋地域はビルマ以東蘭印、ニューカレドニヤ以上とす尚印度は之を一応ソ連の生存圏内に置くを認むることあるべし"とあります。
【資料5】『「大東亜共栄圏」経済史研究』(山本有造著 名古屋大学出版会 2011)p.71
"独伊トノ交渉ニ於テ皇国ノ大東亜新秩序建設ノ為ノ生存圏トシテ考慮スヘキ範囲ハ日満支ヲ根幹トシ旧独領委任統治諸島、仏領印度(支那‐山本)及同太平洋島嶼、秦国、英領馬来、英領ボルネオ、蘭領東印度、ビルマ、濠洲、新西蘭竝ニ印度等トス 但シ交渉上我方カ提示スル南洋地域ハビルマ以東蘭印ニューカレドニア以北トス 尚印度ハ之ヲ一応「ソ」聯ノ生存圏内ニ置クヲ認ムルコトアルヘシ"とあります。
上記の3つの資料で表記に違いがあります。
(インターネットの最終アクセス:2014年8月27日)
回答プロセス:「生存圏 - Wikipedia」
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E5%AD%98%E5%9C%8F)
アドルフ・ヒトラーが著書『我が闘争』の中で「生存圏」という言葉を使ったとある。第二次世界大戦時の日本の生存圏についても記述があるが、具体的な範囲や地図はない。
当館OPACで「全項目:生存圏」で検索
生物の生存圏に関する資料が多くヒットする。
『国史大辞典 8 す-たお』(国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 1987)に「生存圏」の項なし。
『日本歴史地図』(西岡虎之助監修 全教図 1977)にも掲載なし。
その他、『世界大百科事典 15 スク-セミ 改定新版』(平凡社 2007)、『日本近現代史辞典』(日本近現代史辞典編集委員会編 東洋経済新報社 1978)など百科事典・歴史辞典を確認するが「生存圏」の項なし。
当館開架資料を「210.75:太平洋戦争」「319:外交」「39:国防・軍事」を中心にブラウジングするが、資料みつからず。
中央・東部から取寄せて確認したが掲載のなかった資料。
『地図で読む戦争の時代 描かれた日本、描かれなかった日本』(今尾恵介著 白水社 2011)
『世界に開かれた昭和の戦争記念館 全5巻』(「昭和の戦争記念館」刊行会編 展転社 1999-2002)
『大東亜戦争を考える 上・中・下 戦争の歴史検証 改訂新版』(中村一男著 未来文化社 2000-2002)
Google画像検索で「生存圏 地図」で検索すると、日本周辺の地図も数件ヒットする。
「遊就館(ゆうしゅうかん)の展示/JCP特集2005」
(http://www.jcp.or.jp/tokusyu-05/09-yasukuni/index2.html)
「日本の戦争―領土拡張主義の歴史/不破哲三さんに聞く/第3回 三国同盟と世界再分割の野望」
(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-09-20/2006092025_01_0.html)
"1940年9月16日、大本営政府連絡会議決定「日独伊枢軸強化に関する件」にもとづき作成"というキャプションあり。出典として【資料3】をあげている。しんぶん赤旗2006年9月20日の記事のようなので原資料を確認。
当館では原紙は廃棄済み。G-Searchではテキストのみ閲覧可能で、図は見ることができない。
『縮刷版CD-ROM』を県立中央図書館で所蔵しているので確認したところ、地図も掲載あり。
改めて上記の棚をブラウジングすると【資料4】に「生存圏」の範囲についての記述が見つかる。
参考資料:【資料1】『赤旗 縮刷版(CD-ROM) 2006年9月号』(日本共産党中央委員会)(0105953635),
参考資料:【資料2】『赤旗 縮刷版(CD-ROM) 2006年10月号』(日本共産党中央委員会)(0105967980),
参考資料:【資料3】『日本外交年表並主要文書 1840-1945 下』(外務省編 原書房 1978)(1100188313),
参考資料:【資料4】『大東亜戦争全史 明治百年史叢書』(服部卓四郎著 原書房 1979)(1100726046),
参考資料:【資料5】『「大東亜共栄圏」経済史研究』(山本有造著 名古屋大学出版会 2011)(0106294367),
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「群子の世に屯蹇するに至る」の出典となる原文と現代語訳を探している。(千葉県立西部図書館)
【資料1】『大漢和辞典 巻4 寸部……心部』(諸橋轍次著 大修館書店 1984)によると「群子の世に屯蹇するに至る」の出典は『晋陽秋』です。
県立図書館所蔵資料では『晋陽秋』が収録されているものは見つかりませんでした。
web上では以下のサイトで閲覧できます。
「中国哲学書電子化計画」(http://ctext.org/zh)内に
テキストデータ「晉陽秋」があり、全文検索できます。
画像では「晉紀輯本+晉陽秋輯本」119コマ目に該当句があります。
現代語訳については、『世説新語』の中で『晋陽秋』の該当部分を引用している箇所があり、現代語訳も掲載されています。
【資料2】『新釈漢文大系 78 世説新語 下』(明治書院 1978)p.853で確認することができます。
(インターネットの最終アクセス:2014年8月27日)
回答プロセス:【資料1】『大漢和辞典 巻4 寸部……心部』(諸橋轍次著 大修館書店 1984)p.178
「屯」の項に「屯蹇」があり、"至于羣子屯蹇於世"とある。出典として『晉陽秋』をあげている。
当館OPACで「全項目:晉陽秋」ヒットなし
NDLサーチで「晉陽秋」8件いずれも中国語書籍
「中國哲學書電子化計劃」(http://ctext.org/zh)
左フレームの「書名検索」を「陽秋」で検索する(旧字体でしかヒットしないため)と、「晉陽秋」(http://ctext.org/wiki.pl?if=gb&res=586667)がヒットする。
テキスト化されていて全文検索もできる。
該当部分に「世説賢媛第十九 注」ともある。
「世説賢媛」をGoogleで検索すると、『世説新語』に「賢媛」が収録されているようなので、当館所蔵【資料2】『新釈漢文大系 78 世説新語 下』(明治書院 1978)を確認する。
"晋陽秋曰~"として『晋陽秋』から引用している。現代語訳も併記。
参考資料:【資料1】『大漢和辞典 巻4 寸部……心部』(諸橋轍次著 大修館書店 1984)(1100069958),
参考資料:【資料2】『新釈漢文大系 78 世説新語』(明治書院 1978)(1100291691),
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Arleta RichardsonがGolden Medallion Book Awardを受賞したという記載を見たが事実かどうか確認したい。(千葉県立西部図書館)
今回の調査では、Arleta RichardsonがGold Medallion Book Awardを受賞した、という確認を取ることはできませんでした。
なお賞の名称は「Golden ~」ではなく「Gold ~」です。
ECPA公式サイト(https://ecpa.site-ym.com/)によると、事前調査にある1987年のGold Medallion Book Awardのフィクション部門の受賞は『The Gates Of Zion』(Bodie Thoene Bethany House Publishers)となっています。また、他の年の受賞情報にもArleta Richardsonは掲載されていませんでした。
(インターネットの最終アクセス:2014年8月27日)
回答プロセス:下記資料を確認したが、「The Golden Medallion Book Award」の掲載なし。
『世界の賞事典』(日外アソシエーツ株式会社編 日外アソシエーツ 2005)
『英語圏の児童文学賞受賞作品とその邦訳』(安藤紀子編 安藤紀子 2006)
『世界日本キリスト教文学事典』(遠藤祐ほか責任編集 教文館 1994)
「Arleta Richardson」の項はあるが該当賞の記載なし。
『児童文学者人名事典 外国人作家編』(中西敏夫編 出版文化研究会 2000)
『Something about the Author、facts and pictures about authors and illustrators of book for young people』(Gale)
『Awards,Honors and Prizes 22nd ed.』(Gale 2004)「The Golden Medallion Book Award」の項はあるが、概要説明のみで受賞者等の紹介はない。
中央図書館所蔵のArleta Richardson著作を確認するが、著者略歴等に記載なし。
Googleで「golden medallion book award」を検索。
「ECPA Christian Book Award - Wikipedia, the free encyclopedia」
(http://en.wikipedia.org/wiki/ECPA_Christian_Book_Award)
にて、"known as the Gold Medallion Book Award from1978 through 2005"との記載がある。このページには1992年から掲載されている。
また、このページからの外部リンクで「Christian Book Expo: ECPA Christian Book of the Year™ Past Winners」
(http://christianbookexpo.com/christianbookawards/bookofyear.php)があるが、こちらも1992年以降のみの掲載。
Googleで「ECPA Christian Book of the Year」を検索するとECPAのサイトがヒットする。
上部メニューから、「Awards>Christian Book Award>Past Winners」を選択すると1978年からの部門ごとの受賞作品が掲載されている。
事前調査事項:野呂有子「「メイベルおばあちゃん」からの贈り物」『英語青年 1997年5月号』p.98
"Eighteen and on Her Own(1986)で1987年にアメリカのThe Evangelical Christian publishers Association(ECPA)からフィクション部門でThe Golden Medallion Book Awardを受賞している。"
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スズムシの鳴き声は携帯電話を通すと聞こえないという話を聞いた。本当であるなら理由を知りたい。(千葉県立西部図書館)
インターネット上では下記ページなどにより、理由が説明されています。
「知識の宝庫!目がテン!ライブラリー」
(http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/04/09/0912.html)
「「虫の鳴き声の高さ」: 音のソムリエ」
(http://www.blog-animo.net/sound/2010/07/post-64b6.html)
上記2つのサイトでは、電話が通すことができる音の周波数が300~3,400Hz(ヘルツ)なのに対して、虫の声はそれ以上(スズムシはおよそ4,500Hz)のものが多いため電話を通して虫の声を聞くことができない、とあります。
ただ、以下のサイトで紹介されているように携帯電話の高性能化により拾える周波数の帯域が広くなり、スズムシの鳴き声も聞こえる場合もあるようです。
「「鈴虫の鳴き声まで聞こえる?」 ドコモがVoLTEで高音質通話:日経ビジネスオンライン」
(http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140513/264408/?rt=nocnt)
図書館所蔵資料では、電話との関連についての直接の記述は見つかりませんでしたが、電話や虫の声の周波数の帯域について記載がある資料として下記資料が見つかりました。
【資料1】『鳴く虫の科学 なぜ鳴くのか、どこから音を出すのか、そのメカニズムを探る 子供の科学★サイエンスブックス』(高嶋清明写真・文 誠文堂新光社 2013)p.50
「音の高さの分布図」があり、電話の帯域や様々な虫の声の帯域が掲載されています。スズムシの帯域については記載がありません。
『鳴く虫セレクション 音に聴く虫の世界 大阪市立自然史博物館叢書』(大阪市立自然史博物館編著 東海大学出版会 2008)
『心にひびけカンタンの声 わたしの昆虫記』(矢島稔著 偕成社 2007)
などにも様々な虫の周波数が記載されています。
(インターネット最終アクセス2014年8月27日)
回答プロセス:当館で以下の書架をブラウジングするも関連する記述は見つからない。
「486:昆虫学」「424:振動学、音響学」「524:通信工学」
当館OPACで「書名:鳴き声 虫」で検索し、以下の資料を確認した。
『鳴く虫観察事典 自然の観察事典』(小田英智構成・文 偕成社 2007)
当館OPACで「書名:鳴く虫」で検索し、以下の資料を確認した。
『鳴く虫の科学 なぜ鳴くのか、どこから音を出すのか、そのメカニズムを探る 子供の科学★サイエンスブックス』(高嶋清明写真・文 誠文堂新光社 2013)【資料1】
『野山の鳴く虫図鑑』(瀬長剛絵・文 偕成社 2010)
『鳴く虫セレクション 音に聴く虫の世界 大阪市立自然史博物館叢書』(大阪市立自然史博物館編著 東海大学出版会 2008)
『昆虫のふしぎ ポプラディア情報館』(寺山守監修 ポプラ社 2007)
『鳴く虫の世界 科学のアルバム』(佐藤有常写真 あかね書房 2005)
その他児童書の図鑑、昆虫や科学の質問を確認したが記載のあるものは見つからなかった。
参考資料:『鳴く虫の科学 なぜ鳴くのか、どこから音を出すのか、そのメカニズムを探る 子供の科学★サイエンスブックス』(高嶋清明写真・文 誠文堂新光社 2013)(0600486433),
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国立国語研究所の「外来語言い換え提案」の2003年4月に発表された第1回の新聞記事が見たい。(蒲郡市立図書館)
2003年4月25日の朝日新聞夕刊に「外来語言い換え提案」の第1回発表が載っている。
回答プロセス:1.利用者に朝日新聞の2003年4月分をお見せして探してもらったが、見つけられなかった。
2.Google、Yahoo!JAPANにてキーワード「外来語言い換え 2003 4月 国語 研」で検索するが、いろいろ出てきてよくわからず。
3.Googleにてキーワード「外来語言い換え 国語 研」で検索。国立国語研究所の「外来語言い換え提案」のページがヒット。そのページから各回別の発表のPDFファイルが閲覧できるので、第1回のファイルを見ると、発表日が平成15年(2003年)4月25日になっていた。外来語言い換え提案は、第1回(平成15年4月)、第2回(平成15年11月)、第3回(平成16年10月)、第4回(平成18年3月)の4回に分けて発表されたとも書かれていた。
4.2003年4月25日の朝日新聞を探すと、夕刊に第1回の発表の記事が載っていた。
事前調査事項:利用者が持って来られた朝日新聞に第2回の発表の記事が載っており、第1回は4月と書かれていた。
参考資料:朝日新聞,
照会先:「外来語」言い換え提案 - 国立国語研究所 http://www.ninjal.ac.jp/gairaigo/ (2014/08/31確認)
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50年ほど前に中学校で英語を習った際、教科書の最初にブロック体と筆記体の書き方が載っていたと記憶している。現在は筆記体の書き方は習わないそうだが、いつ頃から教科書に載らなくなったかなどについて、できれば豊中市で実際に使われていた教科書を見て変遷を調べたい。どうすればよいか。(豊中市立図書館)
豊中市教育センターhttp://www.toyonaka-osa.ed.jp/educ/index.cfm/1,html が、過去に豊中市で使われた教科書を所蔵している。
中学英語については昭和37年(1962)から所蔵があり。昭和37年のものは巻頭にブロック体・筆記体の書き方があると確認済。これより新しいものについても、事前に連絡して教育センターを訪問すれば閲覧可能とのこと。教育センターの開館日と電話番号をお伝えした。
後日、朝日新聞に関連記事があることが判明した。
回答プロセス:豊中市立図書館では現在市立小中学校で使われている教科書については所蔵しているが、古いものは所蔵がない。http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000100565
教育センターに問い合わせ、所蔵状況と内容確認を依頼。利用者の求める内容が調べられそうであると判明したため、直接行ってくださるようお伝えした。
なおレファレンス協同データベースで「筆記体」を検索すると、近畿大学中央図書館の事例http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000043787 、成田市立図書館の事例http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000083556 広島大学図書館の事例http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000103504 などがヒット。これらを参考に大阪府立図書館から下記の資料を取り寄せ内容を確認したが、筆記体について特に取り上げた記載は発見できず。
『近代日本の英語科教育史』(東信堂)
『平成20年改訂 中学校教育課程講座 外国語』(ぎょうせい)
『日本人は英語をどう学んできたか』(研究社)
後日、朝日新聞記事データベース「聞蔵Ⅱビジュアル」に、2008年3月15日夕刊の記事「(教科SHOW)中学校の英語 筆記体は日本独自のもの?」があることが判明。これによると、「生徒の学習負担に配慮し筆記体を指導できる」と学習指導要領が改訂されたのを受け、2002年から筆記体は教科書で扱われなくなったり、扱いが縮小されたりしているとのこと。
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「バックギャモン」とは何か?新聞で見た言葉とのこと。(蒲郡市立図書館)
『日本国語大辞典』の該当ページを提示。および『バックギャモン・ブック』の紹介。
辞典での説明は、「西洋すごろく。二人で行うゲーム。各々十五の駒を盤上に置き、二個のサイコロの目数で駒を進め、早く目的地に集めた方が勝ちになる。」とある。
回答プロセス:1)『日本国語大辞典』(第二版)10巻で調べる。
→p.1207
「西洋すごろく。二人で行うゲーム。各々十五の駒を盤上に置き、二個のサイコロの目数で駒を進め、早く目的地に集めた方が勝ちになる。」とある。
2)「バックギャモン」の本の所蔵を確認する
→2冊ある。開架の本を1冊紹介。
『バックギャモン・ブック』日本バックギャモン協会∥編著
参考資料:日本国語大辞典第二版編集委員会 , 小学館国語辞典編集部 , 北原, 保雄 , 日本国語大辞典第二版編集委員会 , 小学館国語辞典編集部 , 北原, 保雄. 日本国語大辞典 第10巻. 小学館, 2000.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I045555523-00, 4095210109
参考資料:日本バックギャモン協会 編著 , 日本バックギャモン協会. バックギャモン・ブック. 河出書房新社, 2002.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003688224-00, 4309265979
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小学校3年生のテキストに載っていた話を探している。 「赤ちゃんが木の根元にいたのを、女学生がお母さんの代わりになって抱いてあげていた。赤ちゃんは大やけどをしていた。しかし戦争中なので、二人とも死んでしまった。その木が二人を見ていた。木は戦争で焼かれたが、今も生きている。」というようなあらすじだそう。(蒲郡市立図書館)
『かあさんのうた』、『教科書にでてくるお話 3年生』に掲載。
当館では、『おはなし名作絵本』と『教科書にでてくるお話 3年生』の所蔵があった。
「広島の町はずれにある大きなくすの木は、歌をうたい、手をつないで通る親子を見て、遠い「あの日」の歌を思い出しました。
八月六日、広島に原子爆弾の落とされた夜、町はずれのくすのきの下へも、おおぜいの人がにげてきました。みんなやけどをおって、もううごけない人もありました。その中に、くすのきは、小さなうたごえをきいたのです。
まいごのぼうやをだいてうたっているのは、おさげのかみの女学生でした。かあさんをよびつづけるぼうやをほっておけなかったです。小さなかあさんになった女学生は、くすのきによりかかってぼうやをしっかりと抱いて、いつまでも子もりうたをうたいつづけました。幼い子は母と思い安心して寝入るように息が絶え、翌朝には女学生もくすの木にもたれて死んでいました。焼け残り生き残ったくすの木が「あの日」の悲しい悲しい思い出を語ります…」(『えほん 子どものための500冊』P189、ポプラ社HPより抜粋)
回答プロセス:1.自館OPACでお聞きしたキーワードを組み合わせて検索してみるがヒットせず。
2.「3年生」「教科書に載った本」から探してみる。『教科書にでてくるお話3年生』のP.150にそれらしき話を見つける。
3.児童文学のブックガイド等の書架をあたってみる。『えほん 子どものための500冊』P.189にも同じ絵本が同じようなあらすじとともに載っていた。
4.お聞きしたキーワードで検索サイトで探してみる。上記以外にそれらしき本は見当たらず。
5.利用者にご連絡。
参考資料:西本鶏介 監修 , 西本, 鶏介, 1934-. 教科書にでてくるお話 3年生. ポプラ社, 2006. (ポプラポケット文庫 ; 007-6)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008129862-00, 4591091694
参考資料:日本子どもの本研究会絵本研究部 編 , 日本子どもの本研究会. えほん : 子どものための500冊. 一声社, 1989.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002002311-00, 4870771217
参考資料:かあさんのうた 大野 允子∥文 山中 冬児∥絵 おはなし名作絵本29 ポプラ社 1977,
照会先:ポプラ社HP http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=30200290 (2014.8.8確認)
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白鳥塚古墳について載っている本を見たい。 先日、実際に出かけてきたので説明などを見たい。 場所は、JR中央線の高蔵寺で降りた。(蒲郡市立図書館)
2冊を紹介。
a.まりこふんの『古墳の歩き方』p.54~
b.『まりこふんの古墳ブック』p.112~115
aの本は、タイトル・著者・出版社・ISBNなども紹介。
回答プロセス:1.古墳の本が並ぶ辺りに、直接ご案内(分類2103)。
『古墳の歩き方』を開く。
白鳥塚古墳は目次にはないが、中部地方の古墳として、同じく名古屋の志段味古墳群(愛知県名古屋市守山区)がp.54にあるので見てみる。
p.55に、志段味古墳群でいちばん大きな前方後円墳として白鳥塚古墳が載っている。この古墳群への交通案内も掲載あり。
カラー写真が豊富で、他の古墳もいろいろ載っていることから、購入希望として本の情報をメモにしてお渡し。
2.古墳について、カラ―写真が豊富なまりこふんの著書『まりこふんの古墳ブック』も紹介。
p.112~115に志段味古墳群の紹介あり。白鳥塚古墳も紹介あり。
志段味古墳群は現在整備中で、2018年に「歴史の里」として大きな古墳公園が完成する予定とのこと。
(マスコットキャラクターの紹介もあり。)
3.資料検索で「白鳥塚古墳」と入れるが、ヒットなし。
4.参考になる情報をと、Googleで「白鳥塚古墳」を検索
→検索結果のうち、ウィキペディアに志段味古墳群のひとつとして紹介されているものを見る。
項目最後の参考文献が図書館にあるか見る。
(1)『守山の古墳』- 守山市教育委員会、昭和38年(1963年)→なし
(2)『国指定白鳥塚古墳 第1次?第3次範囲確認調査概要報告書』? 見晴台考古資料館・編、名古屋市教育委員会・発行、平成19年(2007年)→なし
(3)『新修名古屋市史 資料編 考古1』- 新修名古屋市史史料編編集委員会・編、名古屋市・発行、平成20年(2008年)→あり(p.514~)
5.その後、志段味古墳をキーワードにして資料検索をしたところ、
『尾張・三河の古墳と古代社会』がヒット。
参考資料:まりこふん 著 , まりこふん. 古墳の歩き方. 扶桑社, 2014.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025404315-00, 9784594070465
参考資料:まりこふん 著 , まりこふん. まりこふんの古墳ブック. 山と溪谷社, 2014.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025394468-00, 9784635202190
参考資料:新修名古屋市史資料編編集委員会 編 , 名古屋市. 新修名古屋市史 資料編 考古 1. 名古屋市, 2008.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009391881-00, 9784903305028
参考資料:赤塚次郎 編 , 赤塚, 次郎, 1954-. 尾張・三河の古墳と古代社会. 同成社, 2012. (東海の古代 ; 3)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023479343-00, 9784886215918
照会先:ウィキペディア「白鳥塚古墳 (名古屋市)」:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E9%B3%A5%E5%A1%9A%E5%8F%A4%E5%A2%B3_(%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%B8%82)(2014.11.3確認)
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蔭涼軒日録(いんりょうけんにちろく)を見たい。たぶん群書類従に入っているのではないか。(蒲郡市立図書館)
蔭涼軒日録は『続・史料大成』『大日本仏教全書』などに収録されている。話を聞くと、永享12年のみ確認したいということだったので、永享7年6月~寛政5年12月まで収録されている『続・史料大成』の21巻を提供した。
回答プロセス:1.『群書類従』に入っているかははっきりしていない。国立国会図書館のNDL-OPACでキーワード「蔭涼軒 日録」で検索。
a.『続・史料大成』
b.『大日本仏教全書』
以上の2点に載っているようだが、当館に所蔵はなし。
2.『国書総目録』で載っている本を探し、所蔵のある本がないか確認。蔭涼軒日録【いんりょうけんにちろく】で探す。
『国書総目録』1巻、p.348に記載あり。『群書類従』には収録されていないことがわかった。また、記載されている資料はどれも当館に所蔵はなし。
3.aかbで相互貸借で対応することを利用者に伝えると、日録の中で“永享12年”のみ確認したいとのこと。再びNDL-OPACで確認し、aの21巻を提供した。
参考資料:竹内理三 編 , 竹内理三. 増補続史料大成 21. 臨川書店, 1978.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I029298153-00,
参考資料:仏書刊行会/編 , 仏書刊行会. 蔭涼軒日録 1. 仏書刊行会, 1912. (大日本仏教全書 ; 133)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I021548283-00,
参考資料:岩波書店. 国書総目録 第1巻 (あーお). 岩波書店, 1963.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000890310-00,
照会先:「国立国会図書館NDL-OPAC」https://ndlopac.ndl.go.jp(2014.11.3確認)
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小学校式典の歌(四大節…①新年節(1月1日)②紀元節(2月11日)③天長節(4月29日)④明治節(11月3日))と⑤「あおげば尊し」、⑥「蛍の光」の歌詞を知りたい。(蒲郡市立図書館)
・『日本唱歌大全集』…p.46「紀元節」、p.92「天長節」、p.135「明治節」、p.10「あおげば尊し」、p.123「蛍の光」、p.18「一月一日」→歌詞・メロディー譜あり。
・『日本唱歌集』…p.16「蛍の光」、p.21「仰げば尊し」、p.43「一月一日」→歌詞・メロディー譜あり。
p.30「紀元節」、p.42「天長節」→歌詞のみ掲載。
「明治節」は掲載なし。
・『童謡唱歌名曲全集 第1巻』…p.3「天長節」、p.4「一月一日」、p.5「紀元節」、p.6「明治節」→歌詞・メロディー譜・ピアノ譜あり。
・『童謡唱歌名曲全集 第4巻』…p.289「仰げば尊し」→歌詞・メロディー譜・ピアノ譜あり。
・『童謡唱歌名曲全集 続篇』…p.37「蛍」というタイトルで「蛍の光」の歌詞のみ掲載。
回答プロセス:1.⑤、⑥はすぐにわかると思ったので、①~④が載っているものを調べる。自館OPACで書名に「小学校」、「唱歌」と入っている本を検索。「小学校」→歌に関する本はなし。「唱歌」→767の棚にあり。
2.『日本唱歌大全集』の目次から探すと、p.46「紀元節」、p.92「天長節」、p.135「明治節」、p.10「あおげば尊し」、p.123「蛍の光」が載っていた。歌パートのみだが、楽譜も載っていた。また、p.186「紀元節」の解説に「『一月一日』と同様に、『小学校祝日大祭日歌詞並楽譜』として、明治26年に文部省から告示された歌の一つ」、p.205「天長節」の解説に「『小学校祝日大祭日歌詞並楽譜』として公布された儀式用唱歌は、『一月一日』『紀元節』『天長節』『君が代』『勅語奉答』『元始祭』『神嘗祭』『新嘗祭』『明治節』と、合計9曲」とあった。これにより新年節の歌のタイトルは、「一月一日」だとわかった。再び目次を見ると、p.18に「一月一日」が載っていた。該当ページをコピーしてもらった。
3.他の本も確認したところ、以下が見つかった。
・『日本唱歌集』…p.16「蛍の光」、p.21「仰げば尊し」、p.43「一月一日」→歌詞・メロディー譜あり。
p.30「紀元節」、p.42「天長節」→歌詞のみ掲載。
「明治節」は掲載なし。
・『童謡唱歌名曲全集 第1巻』…p.3「天長節」、p.4「一月一日」、p.5「紀元節」、p.6「明治節」→歌詞・メロディー譜・ピアノ譜あり。
・『童謡唱歌名曲全集 第4巻』…p.289「仰げば尊し」→歌詞・メロディー譜・ピアノ譜あり。
・『童謡唱歌名曲全集 続篇』…p.37「蛍」というタイトルで「蛍の光」の歌詞のみ掲載。
参考資料:日本唱歌大全集 監修・解説:小林純一. 日音, 1972.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I001024994-00,
参考資料:堀内敬三, 井上武士 編 , 堀内, 敬三, 1897-1983 , 井上, 武士, 1894-1974. 日本唱歌集. 岩波書店, 1982. (岩波クラシックス ; 18)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001598397-00,
参考資料:田村 虎蔵/編 , 福井 直秋/編 , 小松 耕輔/編 , 田村‖虎蔵 , 福井‖直秋 , 小松‖耕輔. 童謡唱歌名曲全集 第1巻. 名著出版, 2013.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I049021629-00,
参考資料:田村 虎蔵/編 , 福井 直秋/編 , 小松 耕輔/編 , 田村‖虎蔵 , 福井‖直秋 , 小松‖耕輔. 童謡唱歌名曲全集 第4巻. 名著出版, 2013.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I049077227-00,
参考資料:堀内/敬三 編 , 堀内‖敬三. 童謡唱歌名曲全集 続篇. 名著出版, 2013.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I048049211-00, 9784626017451
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西鶴全集に収録されていると思う。『俳諧女歌仙』と『住吉物語』が見たい。(蒲郡市立図書館)
『定本西鶴全集第11巻 上』、『天理図書館綿屋文庫俳書集成23 影印 蕉門俳書集』、『俳書叢刊 5』を紹介した。
回答プロセス:1.所蔵している『西鶴全集』や文学全集の井原西鶴の巻を見るが、どれも収録されていなかった。
2.『國書總目録』の第5巻と第6巻で、作品が何に収録されているか確認した。
●「俳諧女歌仙」について
『國書總目録』第6巻、p.526に記述あり。
天理綿屋文庫に「古今俳諧女歌仙絵抄」として収録、また複本として「古今俳諧女歌仙」があるようだ。
●「住吉物語」について
『國書總目録』第5巻、p.56に記述あり。いくつか「住吉物語」の項目があった。分類が俳諧となっている「住吉物語」の項目を参照する。こちらは成立が元禄8年。「天理綿屋文庫」、「俳書叢刊」に収録されているようだ。
3.2で調べた本の所蔵の有無を、愛知県内の横断検索で所蔵を調べる。
「俳諧女歌仙」で検索するが、所蔵は見つからず。
漢字が違うかもしれないので、「はいかいおんなかせん」とひらがなで検索してみたところ、
a.『定本西鶴全集第11巻 上』
という本が見つかった。内容細目を見ると「古今俳諧女哥仙」として収録されていた。
「住吉物語」+「天理」で検索。
b.『天理図書館綿屋文庫俳書集成23 影印 蕉門俳書集』
c.『俳書叢刊 5』
の2点の本があった。
検索結果では西鶴の作品かどうかわからなかったので調べたところ、cのp.423(bではp.256)に
簫吹人留主とはかほる蓮かな 亡 西靏
という作品が載っていた。
・「靏」は「鶴」の異体字。つると読む。(『大修館 漢語新辞典』p.1289より)
・西鶴がこの『住吉物語』が成立した元禄8年には亡くなっている。(『日本国語大辞典』p.1306より。元禄6年没。)
などの点から、上記の作品は西鶴のものだろうと推測。
利用者にa、b、cの三冊を紹介した。
参考資料:『国書総目録 5巻』岩波書店, 1967,
参考資料:『国書総目録 6巻』岩波書店, 1969,
参考資料:井原, 西鶴, 1642-1693 , 潁原, 退蔵, 1894-1948 , 暉峻, 康隆, 1908-2001 , 野間, 光辰, 1909- , 井原西鶴 著 , 潁原退蔵, 暉峻康隆, 野間光辰 編. 定本西鶴全集 第11巻 上. 中央公論社, 1972.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I000388119-00,
参考資料:天理図書館綿屋文庫俳書集成編集委員会 編 , 天理図書館. 天理図書館綿屋文庫俳書集成 第23巻 (蕉門俳書集 1). 天理大学出版部, 1997.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002667940-00, 4840695237
参考資料:天理図書館綿屋文庫 編 , 天理図書館. 俳書叢刊 第5巻. 臨川書店, 1988.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001924191-00, 4653017417
参考資料:日本国語大辞典第二版編集委員会, 小学館国語辞典編集部 編 , 小学館. 日本国語大辞典 第1巻 第2版. 小学館, 2000.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002951007-00, 409521001X
参考資料:鎌田正, 米山寅太郎 著 , 鎌田, 正, 1911- , 米山, 寅太郎, 1914-2007. 大修館漢語新辞典. 大修館書店, 2001.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004117657-00, 4469031593
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「大阪毎日新聞」昭和12年7~9月分が見たい。どこの図書館に所蔵があるか教えてほしい。(蒲郡市立図書館)
「大阪毎日新聞」は、明治21年11月~昭和17年12月まで発行された新聞(昭和18年1月より「毎日新聞」に名称変更)のこと。
愛知県内では、豊橋市中央図書館に大阪版の原紙・縮刷版あり。名古屋市鶴舞中央図書館に、縮刷版あり。
回答プロセス:1.愛知県図書館の「雑誌・新聞総合目録」より、毎日新聞が昭和18年1月に名称変更する前の新聞だと分かる。
2.同ページより、
豊橋市中央図書館に(原紙) (T2.2-S25.1) (縮刷版)(S12.8-S19.4)、
名古屋市鶴舞中央図書館に(縮刷版)(S3.1-S4.2, S13.1-S15.6(欠:S3.2, S14.2, S15.3))の所蔵有りとの記載があった。
3.上記2館へ電話で所蔵を確認した。
事前調査事項:岐阜県図書館か岐阜市立図書館にあると思うとのこと。2館のHPを検索するが所蔵なし。
照会先:豊橋市中央図書館 〒441-8025 豊橋市羽根井町48 TEL:0532-31-3131
照会先:名古屋市鶴舞中央図書館 〒466-0064 昭和区鶴舞1-1-155 TEL:052-741-3131
照会先:「愛知県図書館『雑誌・新聞総合目録』」http://www.aichi-pref-library.jp/?page_id=72(2014.11.3確認)
備考:愛知県図書館の「雑誌・新聞総合目録」より、中部版(名古屋版)も発行されていたことが分かる。
鶴舞(T11.10-S34.12(欠:T12.10-T13.1,T13.4,S3.1-S4.4,S11.1-S17.6,S20.1-9,S25.3-S28.12,S30.1))マイクロ版所蔵有り。
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森鴎外の「舞姫」を旧漢字+旧仮名づかい(発表当時の漢字仮名づかい)で読みたい。(蒲郡市立図書館)
『鴎外全集』38巻に収録されている。
38巻の索引にこれが初出の「舞姫」であるとの記載があり、この資料を質問者に提示。
回答プロセス:1.自館OPACにて、タイトル「舞姫」で検索。ヒットした資料を確認。
a.『舞姫・うたかたの記は新漢字+新仮名づかいで、p.184からの編集付記に「底本は岩波書店『鴎外全集第1巻』、旧仮名づかいは現代仮名づかいに改める。ただし、原文が文語文であるときは旧仮名づかいのままとする」との表記あり。
2.自館OPACにて、著者名「もりおうがい」で検索。ヒットした資料を確認。
b.『鴎外全集1巻』は旧漢字+旧仮名づかい。P.655にある後記には、「1915年発行『鹿泥』を底本とする」と表記あり。
c.『鴎外全集38巻』は旧漢字+旧仮名づかい。P.664の後記に「決定稿との異同が甚だしいものの初出を収めた」との表記あり。1890年発行の『国民の友』第6巻69号の付録が初出。
d.『日本文学全集4巻』は新仮名づかいかと思われる。所蔵のないものだったので底本の確認ができず。
e.『明治文学全集27巻』は旧漢字+新仮名づかい。P.448の解題にテキストは岩波書店『新版鴎外全集』と表記あり。
f.『日本文学全集7巻』は旧漢字+旧仮名づかい。底本不明。
3.上記のことを利用者にお伝えした。
参考資料:森鴎外 著 , 森, 鴎外, 1862-1922. 鴎外全集 第38巻. 岩波書店, 1975.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001258507-00,
参考資料:森鴎外 著 , 森, 鴎外, 1862-1922. 鴎外全集 第1巻. 岩波書店, 1971.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001258471-00,
参考資料:森/鴎外 , 森‖鴎外. 舞姫・うたかたの記・他三篇 : うたかたの記 文づかひ そめがちへ. 岩波書店, 1985. (岩波文庫 緑6−0)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I026893121-00, 4003100603
参考資料:明治文学全集 27,筑摩書房,1977,森鴎外集,森 鴎外∥著,唐木 順三∥編,
参考資料:日本文学全集 カラー版 7,河出書房新社,1969,森鴎外,森 鴎外∥著,
参考資料:日本文学全集 4,筑摩書房,1970,雁 舞姫, 森 鴎外∥著,
備考:・旧仮名づかいの判断は「歴史的仮名遣い教室」(http://www5a.biglobe/ne.jp/~accent/kana/index.htm(最終確認日2014.9.17))の歴史的仮名遣い読み方の決まりを参考にした。
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インドの「仏跡」の写真がのった資料が見たい。(島根県立図書館)
【資料1】「週刊世界遺産No.82 インド」(講談社)
アジャンタ石窟寺院群、エローラー石窟寺院群の図版。
【資料2】「ユネスコ世界遺産 5 インド亜大陸」(講談社)
p44-インド 寺院群、仏教遺跡の解説と図版。
【資料3】「図説ブッダ」(河出書房新社)
ブッダの生涯とブッダに関する遺跡の図版。
【資料4】「ブッダ 大いなる旅路 1 輪廻する大地仏教誕生」(NHK出版)
ブッダの生涯とブッダに関する遺跡の図版
【資料5】「21世紀仏教への旅 インド編 上」(講談社)
【資料6】「21世紀仏教への旅 インド編 下」(講談社)
冒頭に図版あり。
【資料7】「ブッダ」(光文社)
p66-67 インドの仏跡を示した地図。図版もあり。
【資料8】「ブッダの生涯 知の再発見双書45」(創元社)
絵画の図版多数。
【資料9】「ブッダの旅 岩波新書1072」(岩波書店)
ブッダの生涯と図版。
回答プロセス:「仏跡」とは①釈迦の遺跡、また仏教関係の史跡 ②仏の足跡(大辞泉 小学館)
今回は①の意味でインドの仏教に関する遺跡の写真が見たいとのこと。
182、182.8、182.9の棚を探し、併せて世界遺産の仏教遺跡に関する資料を探した。
※ちなみに②に関する資料は、
「日本仏足石探訪見学箚記」(雄山閣)当館請求記号 182.9/カ07
「図説世界の仏足石」(名著出版)当館請求記号 182.9/ニ92
参考資料:【資料1】講談社パートワーク編集部/編. 週刊世界遺産 No.82 インド アジャンターとエローラーの石窟寺院群 最新版 3rd EDITION. 講談社, 2012.2., (当館請求記号 709/シ/82, 当館資料番号 916317725)
参考資料:【資料2】ユネスコ世界遺産センター 監修 , 国際連合教育科学文化機関. ユネスコ世界遺産 5 (インド亜大陸). 講談社, 1997.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002654773-00, 4062547058(当館請求記号 709/ユ/5)
参考資料:【資料3】安田治樹 編 , 大村次郷 撮影 , 安田, 治樹, 1949- , 大村, 次郷, 1941-. 図説ブッダ. 河出書房新社, 1996.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002530609-00, 4309725570(当館請求記号 182.8/ズ96)
参考資料:【資料4】高崎直道 監修 , NHK「ブッダ」プロジェクト 編 , 高崎, 直道, 1926-2013 , 日本放送協会. ブッダ大いなる旅路 1 (輪廻する大地仏教誕生). 日本放送出版協会, 1998. (NHKスペシャル)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002765086-00, 4140803711(当館請求記号 182/ブ/1)
参考資料:【資料5】五木寛之 著 , 五木, 寛之, 1932-. 21世紀仏教への旅 インド編 上. 講談社, 2006.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008381423-00, 4062802015(当館請求記号 182/イ/1)
参考資料:【資料6】五木寛之 著 , 五木, 寛之, 1932-. 21世紀仏教への旅 インド編 下. 講談社, 2006.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008381426-00, 4062802023(当館請求記号 182/イ/2)
参考資料:【資料7】宮元啓一 著 , 宮元, 啓一, 1948-. ブッダ : 伝統的釈迦像の虚構と真実. 光文社, 1998. (光文社文庫. グラフィティにんげん謎事典)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002702229-00, 4334726704(当館請求記号 182.8/ミ98)
参考資料:【資料8】ジャン・ボワスリエ 著 , 富樫瓔子 訳 , Boisselier, Jean , 富樫, 瓔子, 1959-. ブッダの生涯. 創元社, 1995. (「知の再発見」双書 ; 45)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002391164-00, 4422210955(当館請求記号 182.8/ボ95)
参考資料:【資料9】丸山勇 著 , 丸山, 勇, 1936-. ブッダの旅 : カラー版. 岩波書店, 2007. (岩波新書)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008531945-00, 9784004310723(当館請求記号 182.8/マ07)
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しなの木から繊維を取り出して布を織る民俗工芸があるらしいが、それについて詳しく知りたい。 実際にやってみたいので、具体的な方法が書かれた資料があれば見たい。(島根県立図書館)
【資料1】『日本民具辞典』(ぎょうせい)で「しな」を検索。
p249-250「しな(科)」にシナノキの特徴と、繊維を取り出す作業工程についての記述あり。
シナノキ科の落葉高木で、東北地方では「まだ」といい衣料の素材にしている。“山形県との県境に近い新潟県山北町雷・大代では、シナバタ(科布)が今に伝えられている。”と書かれている。
【資料2】『いまに伝える農家のモノ・人の生活館』(柏書房)のp13「木綿以前の織物」に“科・栲・楮の樹皮や藤の蔓皮、イラクサ・カラムシ・大麻の茎皮から取られた植物繊維は木綿以前からの古いものであり、これらで織られた布地は総称して太布(たふ)と呼ばれる”と書かれている。
kw:「シナノキ」で蔵書検索すると【資料3】雑誌『太陽』89-10月号がヒットした。p129-136「特別企画:山の恵み-しな布の里」に山形県温海町関川地区に伝わる「しな布」織りの工程が写真とともに掲載されている。
kw:「しな布」で蔵書検索。【資料4】『しな布の記憶』(羽越しな布振興協議会)がヒット。シナノキの伐採から製糸を経て布が織りあがるまでの工程が写真とともに詳しく書かれている。
【資料1】【資料2】によれば東北地方に古くから伝わる民俗工芸であることから、NDC分類380の棚をブラウジングして東北地方の紡職、民俗文化に関する資料を探したところ、以下の資料が見つかった。
【資料5】『日本常民生活資料叢書第10巻 東北篇(3)』(三一書房)
p341「マダ(オオマンダ) マンダ、シナ」
特徴と用途、民俗学的解説が書かれているが、工程についての詳しい記述なし。“用途廣い故、大抵の百姓家では家のあたりに一二本植えて置く。この繊維採取は未だ続くらしい。”と書かれている。
【資料6】『日本民俗文化大系 第10巻 家と女性 暮しの文化史』(小学館)
p59-60「衣服の近代化と素材の開発」に、明治5年(1872)から9年にかけて、国立博物館が諸職業の製造過程を図説した『教草』という版画を刊行しはじめた、という記述がある。これは当時の殖産興業政策に沿って、農業あるいは農業に基礎を置く加工業の技術を紹介したもので、第1の「維緯(いとすじ)草木一覧」にイラクサ、コウゾなどとともに「シナ」があげられている。
【資料7】『日本民俗文化大系 第13巻 技術と民俗(上)』(小学館)
p130-131「津軽の樹皮衣(シナ布)青森県下北半島・津軽半島」シナ皮剥ぎの過程についての記述あり。樹皮衣の写真が掲載されている。
【資料8】『日本の民具 続 民俗民芸双書 75』(岩崎美術社)
p92-93「樹皮の利用」“シナノキ(榀)は日本の代表的な樹皮布の原料で、シナヌキ(科布)と呼ばれ、作業衣や桑摘袋、酒や溜の漉し袋、蚊帳、縄、和紙などを作るのに用いられる。”と書かれている。
【資料9】『民俗資料選集 3 紡織習俗 1』(国土地理協会)
p3-49「第一章 越後のシナ布紡織習俗」に繊維の採取から機織りまでの過程が詳しく記述されている。巻頭図版p1-15に製造工程の写真あり。
kw:「しな布」でインターネット検索したところ、下記の情報あり。
【資料10】インターネット情報〔羽越しな布振興協議会HP〕http://shinafu.jp/(最終確認2014/8/15)
「しな布ができるまで」http://shinafu.jp/modules/page/?page_id=34(最終確認2014/8/15)
しな布を作る過程を動画で見ることができる。
実際にシナノキから繊維を採取し、布を織る工程を再現するには【資料3】【資料4】【資料9】【資料10】が参考になる。
参考資料:【資料1】日本民具学会 編 , 日本民具学会. 日本民具辞典. ぎょうせい, 1997.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002609859-00, 4324039127(p249-250 当館請求記号 R383.9/ニ97 ※貸出禁止資料)
参考資料:【資料2】大舘勝治, 宮本八惠子 著 , 大館, 勝治, 1942- , 宮本, 八恵子, 1954-. 「いまに伝える」農家のモノ・人の生活館. 柏書房, 2004.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007523180-00, 4760125833(p13 当館請求記号 382.1/オ04)
参考資料:【資料3】太田威. 特別企画:山の恵み-しなの里. 平凡社, 1998年10月 . 太陽 第26-10号, (p129-136)
参考資料:【資料4】山中/良子 監修・執筆 , 山中‖良子. しな布の記憶. 羽越しな布振興協議会, 2000.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I010215802-00, (当館請求記号 753.3/ヤ-- ※書庫資料)
参考資料:【資料5】日本常民文化研究所/編 , 日本常民文化研究所 , 武藤‖鉄城 , 武藤‖鉄城 , 高橋‖文太郎. 日本常民生活資料叢書 第10巻. 三一書房, 1973.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000043030-00, (p341 当館請求記号 380/22/10 ※書庫資料)
参考資料:【資料6】網野善彦 [ほか]編. 日本民俗文化大系 第10巻. 小学館, 1985.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001728424-00, 4093730105(p59-60 当館請求記号 380/0064/10 ※書庫資料)
参考資料:【資料7】網野善彦 [ほか]編. 日本民俗文化大系 第13巻. 小学館, 1985.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001740282-00, 409373013X(p130-131 当館請求記号 380/64/13 ※書庫資料)
参考資料:【資料8】礒貝勇 著 , 磯貝, 勇, 1905-1977. 日本の民具 続. 岩崎美術社, 1973. (民俗民芸双書 ; 75)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001215829-00, (p92-93 当館請求記号 382/56/75 ※書庫資料)
参考資料:【資料9】文化庁文化財保護部/編 , 文化庁. 民俗資料選集 3. 国土地理協会, 1975.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000108243-00, (p3-49 巻頭図版p1-15 当館請求記号382.1/ミ/3 ※書庫資料)
参考資料:【資料10】インターネット情報〔羽越しな布振興協議会HP〕http://shinafu.jp/(最終確認2014/8/15),
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クォーツ時計の修理、電池交換、構造について書かれた資料はないか。(島根県立図書館)
【資料1】「腕時計パーフェクト入門」
p7 クォーツ時計の構造と解説。
p97-113 腕時計のアフターケアについての詳しい解説あり。電池交換の記述なし。
【資料2】「なんでも自分で修理する本」
p90 生活防水のクォーツ腕時計の電池交換のやり方について記述あり。
【資料3】「クオーツが変えた時の世界」
p208 デジタルクオーツウォッチの分解図例あり。
【資料4】「もののしくみ大図鑑」
p36 クォーツ時計のしくみについて解説あり。
【資料5】「最新モノの事典」
p54-55 クォーツ時計のしくみについて解説あり。
回答プロセス:「時計」「腕時計」「クォーツ」「修理」「メンテナンス」「もののしくみ」「ものづくり」をキーワードに蔵書検索。
※以下の資料は調査済み。
「自分でやるモノの徹底修理術」(山海堂)掛け時計の修理のみ。腕時計なし。
「モノができる仕組み事典」(成美堂出版)掛け時計ができるまで。腕時計なし。
「モノづくりの仕組みがわかる事典 電子機器・工業製品編」「モノづくりの仕組みがわかる事典 食品・生活・趣味編」時計についての記載なし。
参考資料:【資料1】腕時計パーフェクト入門 : 基本知識や日常のお手入れ法など時計のことがすべてわかる : 永久保存版. 学研パブリッシング, 2010. ([学研ムック])
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011017394-00, 9784056060805(当館請求記号 535.2/ウ10/)
参考資料:【資料2】片桐雅量/著 , 片桐雅量. イラストだから簡単!なんでも自分で修理する本 増補新版. 洋泉社, 2013.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I048336853-00, 4800301203(p90 当館請求記号 597/カ13)
参考資料:【資料3】織田一朗 著 , 織田, 一朗, 1947-. クオーツが変えた"時"の世界. 日本工業新聞社, 1988. (ポピュラーサイエンスブックス)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001993518-00, 4819105965(p208 当館請求記号 535.2/オ88)
参考資料:【資料4】ジョエル・ルボーム, クレマン・ルボーム 文 , 村上雅人 監修 , Lebeaume, Joël , Lebeaume, Clément , 村上, 雅人, 1955-. もののしくみ大図鑑 : どうやって動くの? : 電球からロケットまで250点のもののしくみがよくわかる!. 世界文化社, 2011.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011302833-00, 9784418118076(p26 当館請求記号 子500/ル11)
参考資料:【資料5】最新モノの事典編集委員会 編著. 最新モノの事典 : 身近なモノのしくみと歴史 : カラー版. 鈴木出版, 2009.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010040715-00, 9784790232209(p54-55 当館請求記号 子503/サ09)
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手塚治虫さんのこの本の表紙のブタのキャラクターの名前が知りたいです。 (2年生児童)(京都女子大学附属小学校図書館)
このキャラクターの名前は「ヒョウタンツギ」と言って茸である。
手塚さんの愛着あるキャラクターとして有名である。
回答プロセス:当館所蔵の『手塚治虫 未来からの使者』石子順/作 手塚治虫/画 童心社 2012.3
の表紙に描かれた数多くのキャラクターの中で、最前列のブタのキャラクターに吸い寄せられた
児童が、名前を知りたいとカウンターにやってきた。
伝記などで、調べてみると、これは「ヒョウタンツギ」という茸で、
ヒョウタンツギは、手塚治虫さんの妹さんである手塚美南子様の落書きからうまれたそうだ。
常にガスを口から噴き、スープに入れて食べると汗が出るほど温まるという。
手塚治虫さんは当館所蔵の『ブラックジャック』や『火の鳥』や『ブッダ』など数々の作品に
ヒョウタンツギを登場させていて、確認した。
英語翻訳版では、ヒョウタンツギは“PATCH GOURD”(ツギ・ヒョウタン)と表現されている。
ブタだと思っていたキャラクターが茸ということに児童は驚いていた。
参考資料:石子順 作 , 手塚治虫 画 , 石子, 順, 1935- , 手塚, 治虫, 1926-1989. 手塚治虫-未来からの使者. 童心社, 2012.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023434660-00, 9784494020287
参考資料:藤子・F・不二雄 解説 , 伴俊男 まんが・シナリオ , 藤子, 不二雄F, 1933-1996 , 伴, 俊男, 1953- 漫画家. 手塚治虫 : 21世紀をデザインしたまんが家. 小学館, 1996. (小学館版学習まんが人物館)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002474350-00, 4092701039(26p)
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「萬壑千岩秀色 樹林水鳥清音」という詩の題と作者が知りたい。所蔵している『墨場必携』には巻末の「12字」のところに載っているが、詳しい説明はない。(神奈川県立図書館)
『明解新修墨場必携』山本正一 編 法政大学出版局 1958 <921/22>( 12110755 ) p17(春類12字)に掲載されており、作者は張瑞圖(張瑞図)だとわかりました。題名がわかる資料は発見できませんでした。
張瑞圖(張瑞図)については、『中國書人傳』 中田勇次郎 編 中央公論社 1973 <728.2E/12> (11719259) のp219~236に記載があります。
回答プロセス:①『墨場必携』に掲載されているということで当館所蔵の『墨場必携』を調査。
『新註墨場必携 上巻』市河米庵 輯 名跡刊行会 2010 <728/123/1 常置> ( 22394449 ) p454(春類12字)に掲載されていたが、著者や出典については記載なし。
②『明解新修墨場必携』山本正一 編 法政大学出版局 1958 <921/22>( 12110755 ) p17(春類12字)に掲載あり。これは市河米庵の墨場必携をもとにして、新たな材料も加え解説したもの。作者は張瑞圖(張瑞図)。
③当館所蔵の張瑞圖関係の資料を確認してみたが、この詩についての記載は見つからず。
『中國書人傳』 中田勇次郎 編 中央公論社 1973 <728.2E/12> ( 11719259 ) の「張瑞圖」(p219~236)によると、自ら編んだ『白毫菴集』という文集(詩集)があるとのこと。
③『白毫菴集』は当館未所蔵。国立公文書館に明崇禎12年刊の刊本が所蔵されているが、日本国内での刊行は国会図書館サーチ、ciniiでも確認できず。
④『日本古典文学大辞典』岩波書店 1984 <910.33/25/5 常置 > ( 11913431 ) p185「和白毫菴村居詩」(びゃくごうあんそんきょのしにわす)の解説によると、張瑞圖は六言詩をよくし、その詩を好んだ(黄檗宗の僧侶であった)百拙元養が、張瑞圖の六言詩に和して、自分も和韻の六言詩をよみ、それを書きとめたのが「和白毫菴村居詩」とのこと。江戸時代には張瑞圖の詩集が日本で読まれていたようである。市河米庵が「墨場必携」を著したのも江戸時代なので、『白毫菴集』の中の詩である可能性はあるかと思われる。
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