『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「五月一日」で、概要は「田植えを前にして、作物の豊饒を祈念するために行われる祭礼。年寄組(五十~六十歳)と若衆組(三十~四十歳)が神事講をつくり、各一年交替で渡し番をつとめる。四月二十二日の口明けの儀、二十九日の米研ぎの儀を終え、三十日に御鏡餅の儀(餅搗き)が行われる。四臼めが搗き終わる頃に当主が謡曲千秋楽をうたい、四組の鏡餅が仕上げられる。五月一日には鏡餅が神社に奉納され、神事が行われる。」とあります。
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