『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「春の農作業に入る前の吉日」で、概要は「境内の神池の中に神籠木を十二本植えた神山を祀っている。一月十日には「十日舞」という神事を行い「勧請吊り」をする。春の苗代準備にとりかかる前の吉日を選び、氏子総出で神山の清掃を行い、神池の底をすくった泥を塗り付けて形を整える。これが済むと氏子の人々は農事に励むと意気込んで、苗代の準備にかかるという。古来から田の神を迎える神迎えの神事として現在にまで残っている。」とあります。
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