『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「十二月最後の日曜日から一月五日まで」で、概要は「御神事ともいう。野蔵(のくら)神社氏子の相続披露と子孫繁栄の儀式で、当人にとって一生一代の盛儀。起源は室町以前。不浄を避けて社参を続け、精進潔斎の一年を送った当家は、一月五日早朝に行列を組んで、「御祝い唄」もにぎにぎしく社参する。神前で氏子ともども氏神の宝印を額に頂き、神の加護と弥栄を祈る。この時奉納される御供(荷口)と呼ばれるあずき餅は、子宝を授かるという言い伝えがある。」とあります。
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