『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「六月一日に一番近い日曜日の午前中」で、概要は「六月初頭に神社・野神さんで祭礼が行われた後、神酒(濁酒)が参拝者にふるまわれる。この濁酒は、まず前年の五月中旬に神饌用田植祭により当番の田が定められ、九月に抜穂式がなされ、玄米二斗が酒造米として保管される。翌年三月下旬には玄米を酒造用白米に仕上げ、四月にしこみがされる。五月下旬、神酒殿で濁酒の量とアルコール度数の検査を受ける。そして神酒として献じられるに到るのである。」とあります。
↧