『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「五月三日午後二時から五時まで」で、概要は「七~八歳の少女が狩衣に張り子の鍋をかぶって行列する。古来、婦女が関係した男の数だけの鍋をかぶらせることによって、女の貞操を守らせる祭りとされてきた。しかし筑摩神社の祭神が、御食津神であり、当地に御厨(みくりや)があったことから、鍋は神供の運搬とかかわりがあったことも十分に考えられる。なお行列渡御には、鍋被りのほか鉾持ち・母衣(ほろ)・奴・曳山などがならぶ。」とあります。
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