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旧米原町枝折地区(現、米原市)の流星まつりの概要を知りたい。

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『滋賀の百祭 [正]』によりますと、祭礼日は「11月3日」で、概要は「米原町枝折(しおり)地区には、田んぼの刈り入れがすんだ秋の末に流星というロケットのようなものを空高くに打ち上げる祭りがある。(中略)これは関ヶ原の合戦で敗れた石田方の落武者が地元民に伝えたといわれており、いわばロケット式花火。硫黄(いおう)、木炭などで作った黒色花火で、前には矢釣りと日傘をつけて打ち上げる。各町ごとに十三本が打ち上げられ、各グループごとにその製造法が異なる。流星をうまく打ち上げるかどうかは薬の配分で決まるといわれている。発射台は長さ四メートル、直径十センチの丸太を組んだもの。流星は、点火されると四百メートルくらい高く紺碧の大空に上がり、空中で落花傘、日傘がパッと開き、風にゆられて降下する。見物人はこれらを拾おうと田んぼの中を駆けまわる。」とあります。

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