『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「五月三日午後」で、概要は「俗に杣踊りともいう。踊り子は、岩室(甲賀町)・前野・徳原(土山町)から、交代で男の子八名を出し、頭に鳥の毛の冠、絹の黒の振袖に、タッツケ袴の装束である。棒ふり(二人)ササラ(二人)鉦(一人)御幣(一人)小太鼓(二人)の構成で踊る。なお踊りのあいだに、氏子の三部落から、奉納された三十余の花傘を、見物人たちが奪い合う花奪い神事がある。」とあります。
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