関連の記述のある、以下の資料を紹介した。
韓国語・ハングルに関する資料を調査
『世界の文字の図典』(世界の文字研究会編 吉川弘文館 2009)
p480-498 朝鮮における漢字文化、ハングルに関する記述あり。
「ハングルは李朝第4代の王世宋が朝鮮語のための文字として1443年に創制したもので、一に朝鮮文字ともいう。」とあり。
『韓国語概説』(李翊燮著 李相億著 大修館書店 2004)
p4「韓国語は早くより文字で記録されてきた。韓国固有の文字であるハングルが創製されたのは1443年である。この時から韓国語は完璧な音素文字により記録され始め、その資料が現在まで豊富に伝えられている。」とあり。
p51-52「漢字はハングルが創製される前、韓国語を表記する手段として利用され、漢文は長い間韓国の文字言語であった。(中略)人の名前をつけるときも、新しい学校の名前、政府機関の名前、新しい店の名前をつけ、新しい専門用語を定めるときも、たとえそれをハングルで表記するとしても、まず漢字をもとにしてつけるのが一般的傾向である。」とあり。
『ハングルの誕生 音から文字を創る』(野間秀樹著 平凡社 2010)
ハングルの成立について詳しい記述あり。
p39-52「朝鮮語=韓国語はいかなる言語か」に、語彙や文法の概要の記述あり。
『スタンダードハングル講座 1 入門・会話』(梅田博之責任編集 大修館書店 1989)
p24「「訓民正音」について」に以下の記述あり。
「ハングルは、15世紀中頃、1443年に制定され、1446年に「訓民正音」という名称で公布された。朝鮮王朝第4代の国王世宋の時のことで(略)この文字は、アルファベットと同じように子音字と母音字を区別する音素文字であるとともに、音節単位でまとめて表記し音節文字の性格も持っている。」
『ハングル標準語と表記法辞典』(金永奎著 南雲堂フェニックス 1992)
p20に、「ハングルは音素文字であり表音文字であるので、音素の組立てと表記法との両面があるため、語法に従うことは絶対的条件である。」とあり。
『韓国語はじめの一歩』(小倉紀藏著 筑摩書房 2000)
p23に、「まず、ハングルは表音文字だということを頭に入れよう。(中略)子音を表わす記号と、母音を表わす記号を組み合わせて、ひとつの文字をつくる」とあり。
『もっと知ろうよ!ハングル 1 あいさつと文字』(金順玉文 池貴巳子イラスト 汐文社 2000)
「敬語と語順」「こそあど言葉」といったトピックや、場面ごとの例文中心の構成。
p18 ハングルの成立について270字程度で簡潔な説明あり。
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